映画鑑賞

 先日「日本の青空」を観た。
この映画は、
大日本帝国憲法に変わる新憲法(日本国憲法)を作るために、憲法学者鈴木安蔵を中心に民間人で結成された憲法研究会が作成した憲法草案要綱作成までの歩み、彼らの草案をもとにして作られたGHQ案と日本政府とのやりとりとが描かれており、日本国憲法誕生の真相を明らかにするものである。
 私は、この映画を観るまで、何の疑いもなく「日本の憲法は終戦当時のGHQによって作られ、押し付けられたもの」だと思い込んでいた。多くの日本人も私と同じように、そう思い込んでいるのはなかろうか。
ところが事実はそうではなかったのである。

 当時GHQは日本政府に大日本帝国憲法にかわる憲法の草案を求めたのに対し、日本政府が作成した憲法草案は大日本帝国憲法と基本的には代わり映えしないものであったため、GHQ側一蹴されたのである。これに対し、「鈴木安蔵ら憲法研究会」がGHQに提出した草案は、真に民主的なものであると高く評価され、GHQ案に積極的に採りれられたとのである。
このような背景を知るにつけ、今の日本国憲法はGHQによって一方的に押し付けられた憲法ではなく、日本人の手によって草案されたものが基本になっていることを、改めて知らされたのである。

 この映画を観るまで、今の日本国憲法が日本人の手によって草案されたことを、正直私は知らなかった。GHQによって押し付けられた憲法だと思い込んでいたことが恥ずかしいと思うと同時に、憲法改正問題については、改めて草案当時の考え方を検証しながら、今の日本に何が必要であるかを真剣に考えなければならない、との思いを強くした。
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by matutaka31 | 2008-07-13 11:40 | 思いのまま | Trackback | Comments(4)
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Commented by よこはまT at 2008-07-14 01:50 x
原爆記念日も近づきましたね。
ここ数年の、日本の変化(経済状況.法律改正など)は、明治維新並み、またはそれを超えるスピードなのだそうです。ただ、そのことに気づいている人が非常に少ないため、意識にも格差社会が生まれています。

親の世代の情報弱者ぶりには、心痛めるところですし これからの子供たちにも何を授けておくのが肝心なのか..

  息子は頼りにならないし、...ご安心ください。21世紀の日本には、頼もしい「跡取り」がい
  ます。とってもタフで、かなり向う見ずで、少々わがままで、かなり美的センスに優れ、
  そのうえ母性本能あふれる跡取りがいま、の日本に続々と誕生し始めている。それが、
  跡取り娘、です。-本の帯より-

女性の出番ですね!
Commented by matutaka31 at 2008-07-15 11:49 x
映画「日本の青空」の仲で、憲法学者鈴木安蔵の妻俊子の存在が大きかったことを強調していました。 また、安蔵が妻俊子に、“女性の参政権”について問うと、俊子は「男女平等になると戦争がなくなる]と言うようなことを返事したのが印象的でした。
 女性上位ではなく、もっと女性が表に出るべきでしょう。賛成!!
Commented by 愛宕の清太郎 at 2008-07-21 04:20 x
映画「日本の青空」を私も見たい。どこで上映していますか?教えて下さい。
Commented by matutaka31 at 2008-07-22 09:39 x
愛宕の清太郎さん ご無沙汰しています。
「日本の青空」は、(多分採算が取れないからでしょうが)劇場では上映されていません。したがって各地区の団体が自主上映しているようです。
そのような事情で、申し訳ありませんが、次に何処で上映されるか知りません。後で何か情報が入りましたらお知らせしましよう。


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