先日、神話と伝説の里、高千穂を訪ねた。
若い頃、延岡市から福岡へ車で帰る途中この高千穂を通ったことがあるが、ゆっくりする間がなかったので一度ゆっくり訪ねてみたいと思っていた。
その高千穂へ行くチャンスはひょっこり訪れた。
東京在住の娘が、連休を利用して帰って来るので高千穂へ行ってみたいと言う。
私達夫婦にとっては、願ってもないチャンスである。
二つ返事で揃って出かけることにした。
ホテルの手配や行ってみたいポイント選びは、娘が全てインターネットで手配してくれたので、私はただ車の運転だけを引き受ければいいことになった。
途中渋滞もなく、予定どうりの時刻に到着することが出来た。
行ってみてまず感じたことは、美しい自然と神話、そしてそれにまつわる伝説がうまく融けあって、文字どうり神話と伝説の里が出来上がっているということである。
神話そのものは普段あまり馴染めない物語であるためおおよその筋書きは知っているつもりでも、一旦この地に足を踏み入れ、詳かい内容を改めて聞いているうちにどんどん神話の世界にに引き込まれ、ここに伝わる神話が現実味をおびてくるような錯覚を覚えるから不思議である。
また、その伝説を基にした夜神楽等の伝統を守る続けている地元の人たちの努力もたいしたものである。高千穂神社では1時間に集約した夜神楽を観ることが出来たので、夜神楽の一端を覗くことが出来てよかった。
地元の人たちの親切な対応とやさしい心遣いは、訪れる人々の心を和ませてくれるから、新興の観光地と違った伝統と奥ゆかしい雰囲気に包まれている。
この高千穂は、私にとって「もう一度行ってみたいところ」の一つになったようだ。
この社の裏側に「天の岩戸」がある 天岩戸を押し開けた「手力男神」
天安河原岩戸に隠れてしまった天照大神にどうしたら元のように外に出てもらえるかを、八百万神の神々が集まって相談した場所
高千穂峡
国見が丘