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田植えが出来ない 

 各地で田植えが出来ない渇水被害がでているが、私の住いから車で5分程度の距離に広がる水田地帯(福岡市西区の太郎丸地区(糸島半島の入り口)を尋ねてみた。
 最近、このあたりでは、「何時になったら梅雨入りするのかな~」の挨拶が流行っていて、気象庁の梅雨入り宣言が空々しく思い出される。

 用水路を点検していた農家に尋ねると、この地区では今なお60haの水田が田植えが出来ない状態だということであった。雨が期待できなくなった今では、上流からの配水を今か今かと待つしか方法がないという。そんな追い詰められた農家の話を聞いていると、その苦悩がひしひしと私の胸に伝わってきた。
 

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   隣接の泉地区にある農業用溜池
点在する溜池は、このように干上がり揚水ポンプも止まったまま。

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   水がなくて田植えが出来ない田圃
いつもなら、一面緑と化している時期なのに、このような田圃が延々と広がっていた。

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   主客が訪れない用水路
カラカラに乾いた状態は、空梅雨・渇水を如実に物語っている。

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   開けたままの堰きとめ板が物寂しい。

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   出番を待つ稲の苗
時期を失した苗は、黄色く変色しかかって、待ちくたびれた哀れな姿に見え、ここでも農家の苦悩が痛いほど感じられた。

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   とりあえず植えたものの
やっとの思いで田植えが出来たところでも、その後水が廻らず、根が活着していないのに既にひび割れ状態になっていた。

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   植えて間もない苗
本来なら、たっぷり水に浸かった状態でなければならないのに、あ~あ~・・・、農家のため息が聞えるようだ。

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   それでも懸命な作業は続く
上流の水源地から、順々に水が回ってくるのを待って、今日も懸命の田植えが進んでいた。私はしばし止まり、心の中で拍手を送った。

     2005.6.29 記
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by matutaka31 | 2005-06-29 22:41 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)