元日に届いた年賀状

昨年の元日に投稿したブログを見直してみた。

「今年88歳(米寿)。 88歳と言えば、体力の低下は抗えない。でも私には、まだやりたいこと、やらねばならないことがたくさんあるから、もう88歳だから・・・という気持が支配したら、私の「青春」は水泡になる。」
更に、「今年から私は、これまで経験したことのない未知の世界に飛び込む。」とも。

そんなことを書いた4カ月後、予言したかのように、思いもしな方難病を患い、長期入院⇒歩行困難⇒減塩食事と、まさに未知の生活を強いられるまま新年を迎えることになり、今年はお屠蘇もお節料理も栄養指導に合せた正月を迎えることになった。
人には個人差こそあれ、言わずと知れた突然の病に見舞われる。
それは明日かも知れない。いやいや1年先か3年先かも知れない。しかもその日が突然やってくることを、実感させられた1年であった。

さて今年の元日、まだ少しぎこちないが、独り歩きが出来るように脚力が快復したので、午後、近くの五道神社に家族と初詣でをして、健康と安全を祈願してきた。
元日に届いた年賀状_b0008825_20270038.jpg
届いた年賀状は年々少なくなる。中には「「今年で年賀状を卒業します」と印刷されたのが何通か目に付き、何故か寂しい気持になる。

年賀状に対する意識の変化とみるべきか、それとも、もうそうゆう年になってしまった」という知らせと受け止めるべきか、様々な思いがよぎる。

届いた賀状を見る度に、元気で頑張っているな~と、ほっこりさせる良い知らせと思ってきた。逆に届かなくても、会うことはなくなったが、どうしているのかな~と、それとなく安否に思いを馳せる。
それでいいと私は思っている。わざわざ賀状を止めることを書くのは如何なものか、という気になるが、最近はそれが礼儀だという意見もある。

年に一度とはいえ、お互いに近況を知らせ合うのもいいのではないか、と私は思って、古くか親しくお付き合いを続けている方だけに出すことにしている。そして「今年も年相応に健康に留意して楽しい日々を過ごしたい」と結んだ。
そういう私は、果たして来年も出す気になるだろうか。!(^^)!

     ========================

# by matutaka31 | 2024-01-01 20:33 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)

季節外れの陽気に包まれた庭木

昨日までの寒さ忘れさせそうな小春日和みたいな陽気に、久しぶりにのんびり庭木を見て回った。

大玉キンカンを作るつもりだったが、片手間では思うよな成果は得られない。でも味は満足。
季節外れの陽気に包まれた庭木_b0008825_13562743.jpg
季節外れの陽気に包まれた庭木_b0008825_15144448.jpg
普通のキンカンよりやや大きいが、宮崎の本場大玉キンカンには全然及ばない

柚子の木に接ぎ木したザボンが、やっと大玉になった。
ちっとも大きいザボンが成らないので、元の柚子だけにしようと思って、接ぎ木したザボンの枝を切り取ろうかと思った時期もあったが、接ぎ木の枝が若かったせいだろう。成長の過程と成果をを見守る余裕と判断・決断の難しさを、今更ながら教えられた。

季節外れの陽気に包まれた庭木_b0008825_13580065.jpg
やっとザボンらしくなってきた


紅八朔も今年はもう自然落果が始まった。どうやら収穫時期が早まりそう。気候の変化が及ぼす影響を読みとるのは難しい。
季節外れの陽気に包まれた庭木_b0008825_14034007.jpg
自然落果が、いつもより早く始まった紅八朔。収穫時期の判断が難しくなって来た

山に餌が多いのだろうか、いつものヒヨドリの来襲がないので、クロガネモチの木の赤い実がまだ健在。
季節外れの陽気に包まれた庭木_b0008825_14043629.jpg
クロガネモチの赤い実

ほとんど手を加えないが、毎年可憐な花を咲かせる「台湾椿」が今年も咲きはじめた。
季節外れの陽気に包まれた庭木_b0008825_14074334.jpg
白い花びらに黄色の雄蕊が卵焼きに似ていることから、英国では「目玉焼きの花の木」と呼ばれるらしい。

       ============================

# by matutaka31 | 2023-12-29 14:59 | 思いのまま | Trackback | Comments(2)

感謝・ありがとう

昨日、いつもと違うコースを歩く途中、清掃のゆきとどいた、とある禅寺に立ち寄った

掲示板に書かれた「感謝」の文字が、私の心に響いた。

感謝・ありがとう_b0008825_15042767.jpg
感謝の心は 自分自身を救う
                   感謝出来ることに 感謝しよう

米寿を迎えた今年は、人生の節目だから、元気なうちにご無沙汰しているところに行きたいと思っていた。
またボランティア活動にも一層力を注ぎたいと思っていたし、まだまだやりたいこともこなせると思っていた。

ところが、非情にも思いもしなかった病が待受けていた。
入退院とその後のリハビリと通院治療に1年間の大半を過ごす羽目になってしまったが、その間、ボランティア活動の仲間、ご近所さんなど多くの方々に、心から励まされ、助けられた。
家庭では、家族ならではの面倒をかけてしまった。

その間、私の心に沁み込んだ言葉は、「感謝」と「ありがとう」である。
この気持を失うことなく日々を過ごせば、心豊かに生き甲斐を感じつつ余生を送れると信じている。

============================


# by matutaka31 | 2023-12-25 15:17 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)

極早生玉ねぎ順調に育つ

退院後、菜園の作業が少しできるようになつた10月末に植えた極早生玉ねぎが、順調に育ている。

極早生玉ねぎ順調に育つ_b0008825_14033786.jpg
今年はいつもと違って、米ぬかを2週間前に予め鋤きこみ、少量の化成肥料を加えて植えてみた。
そのせいか、葉の勢いが強く、来年3月頃には大型の新玉ねぎが収穫できるのではないかと、楽しみが膨らむ。

退院後初めて、畝作りから施肥、苗の植え付けを自らの手でやった作物だけに、その育ち具合を毎日見るのが楽しみ。
歩行のリハビリを兼ねて、野菜のご機嫌伺いに出かけるのが、日課になっている。

寒い日が続くが、娘の助けを借りながら野菜を作るのは、会話も弾み、楽しい。その上、その日の食材を収穫できる喜びも加わり、寒さを忘れさせてくれる。

その他、収穫中のものには大根、空豆、ネギ、ターサイ、セロリーなどがあり、収穫間近のキャベツ、白菜、人参などが育っている。

極早生玉ねぎ順調に育つ_b0008825_14341816.jpg
極早生玉ねぎ順調に育つ_b0008825_14353760.jpg
極早生玉ねぎ順調に育つ_b0008825_14363235.jpg
       ==========================

# by matutaka31 | 2023-12-23 14:58 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)

無二の親友を失う

あまりにも急なことで、寂しさを越えて言葉がない。
11月26日のパソコン教室で、いつものとおり、健康談義の後年賀状の作り方を復習し、次回12月24日の勉強会の再会を約して別れたばかりだった。

その後彼にしては珍しく、ブログのアップが途絶え、私のブログへのコメントも途絶えた。
虫の知らせと言うのか、気になって携帯に電話をした。
電話口に出たのは、意外に奥さんだった。奥さんと携帯を共有する人ではないことは、長年の付き合いで分っていたから。

急性肺炎で緊急入院中との事だった。
しかも家族でさえ簡単に面会できない状況だと、知らされ唖然とした。
2週間あまり前、仲間同士のパソコン教室で出会い、何時もと同じように元気な振る舞いだっただけに、にわかには信じがたいことだった。
面会に行けず、せめて電話で励ましたいと思ったが、それも叶わず、只々、治療効果を期待するしかなかった。

その3日後奥さんから、他界の知らせがあった。
何とむなしいことか。
見舞いも励ましの会話もできなかったので、今でも信じ難いこと。
大切な無二の親友を失ってしまった寂しさは言葉にならない。
痛恨の極みに心が痛む。

職場の同期で担当部署が異なっていたので机を並べることはなかったが、お互い励まし助け合いながら、高度経済成長期の難題に取り組み、企業戦士として青春時代を過ごした仲間だった。

退職後もその親交は続き、家庭菜園、ウォーキング、釣り、山登り、そしてパソコンと、常に同じ趣味の世界を楽しく過ごしてきた。
糸島の離れ小島のコブ島の磯釣りに何度通ったことか、彼と共に過ごした退職後の話は尽きない。
好きなお酒を酌み交わし、楽しい一時を過ごしたのも、今となっては楽しい思い出になってしまった。
その酒席で彼はいつも、「これまでお酒も飲みたいだけ飲んだし、釣りもたっぷり楽しんだ。これからは規模を縮小して家庭菜園をじっくり楽しもう!と、いつも愉快に語っていた。

とりわけ健康には気を遣い、生活習慣にはかなり気配りをしていたようだが、7年前にペースメーカーを入れる手術で健康を取り戻し、意気軒高そのものだったのに、・・・。
それなのに彼の体に何が起きたのか、歳には抗えない身体の不調があったのだろう、と考えるしかない。

人には個人差こそあれ、言わずと知れた寿命がある。
それは何時か、誰も予測できない。
しかしながら思いとは別にその日が突然やってくることがある。まさに彼にぴったりの出来事のように思えてならない。

岡本希八朗さん ご家族はじめ周りの人に迷惑をかけることもなく、大往生されたことはご立派でした。
長い間、お付き合いいただいたことに、心から感謝いたします。
どうぞ安らかにおやすみください。 
                合掌

# by matutaka31 | 2023-12-20 17:19 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)