その1枚1まいは私の宝物  シリーズNo52

被爆体験を語った(証言)後に寄せられた数百枚の感想文には、様々な感想と意見が綴られていて、命の尊さ、平和の大切さなど若者の考え・意見が浮き彫りになっています。
 このような感想文に私は、被爆の実相を伝えることの大切さを改めて心に刻むと同時に、伝える工夫と意欲をかきたてるヒントが詰まっていることに気付きます。
そんな大切な宝物の一部をシリーズで紹介することにしました。
 寄せられた何百人もの感想文すべてを掲載することは不可能なため、その中のごく一部の紹介になります。

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大学性その2

長崎への原爆投下は、一瞬で多くの命を奪い、人々の暮らしを根底から破壊していったことが特に家族の絆に影響が出てしまったことに対して特に胸が締め付けられた。爆心地にいた家族を失った者、遠くで生き残った者の間に深い溝が生まれたり、生き残ったことへの罪悪感や、避難や生活再建をめぐる意見の対立、被爆の影響に対する偏見などが、家族の絆を揺るがせた。また、放射線による後遺症や差別への恐れから、被爆を隠す人も多く、家族間でも心の内を語れないことがあった。戦争という極限状況の中で、人々は互いを支え合おうとしながらも、悲しみや苦しみの大きさがその絆を試すこととなったのである。今日の講義を通して、二度とこのような悲劇を繰り返してはならないと改めて強く感じた。


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プライバシー保護のため、個人の特定につながる文章の一部を割愛させていただいていることもご承知ください。
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# by matutaka31 | 2025-11-07 21:55 | 感想文 | Trackback | Comments(0)

その1枚1枚は私の宝物 シリーズNo51

 被爆体験を語った(証言)後に寄せられた数百枚の感想文には、様々な感想と意見が綴られていて、命の尊さ、平和の大切さなど若者の考え・意見が浮き彫りになっています。
 このような感想文に私は、被爆の実相を伝えることの大切さを改めて心に刻むと同時に、伝える工夫と意欲をかきたてるヒントが詰まっていることに気付きます。
そんな大切な宝物の一部をシリーズで紹介することにしました。
 寄せられた何百人もの感想文すべてを掲載することは不可能なため、その中のごく一部の紹介になります。

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大学性その1
 被爆者の方から直接体験談を伺うことができました。教科書や映像では知ることのできない、戦時中の生活や原爆投下直後の状況を、生の声で聞くことができたことは非常に貴重な経験でした。特に、普通の爆弾とは全く異なる原爆の恐ろしさや、街全体を一瞬で破壊し、多くの命を奪った被害の大きさについてのお話は強く印象に残りました。
 被爆によって体や生活に長期的な影響を受けた人々の苦しみは、私たちが想像する以上に過酷なものだったと思います。また、当時の混乱や絶望感は、決して過去の出来事として片づけてはいけない重みを持っていると感じました。
 被爆者の方が最後に「同じ過ちを二度と繰り返してはならない」と語っていた言葉は、とても重く心に響きました。戦争を経験していない私たち世代にとって、こうした証言を聞くことは平和の大切さを改めて考えるきっかけになります。被爆者の方々が少なくなっていく今、直接聞いたこの体験を忘れず、自分なりに語り継いでいく責任があると感じました。
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プライバシー保護のため、個人の特定につながる文章の一部を割愛させていただいていることもご承知ください。
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# by matutaka31 | 2025-11-05 15:07 | 感想文 | Trackback | Comments(0)

腎臓疾患の定期健診

10週ごとの定期健診を受けた。
家族の支えを受けながら自分なりに努力したつもりだったので少しでも好転していないかと期待したが、検尿・血液検査の結果は前回と大差ないことに。
「一度悪くなった腎臓の機能は元に戻せない」と言われる通り、改善を期待するのは今の医術では無理なことのようだ。

良くなっていないが悪くもなっていない状態だから、「結果良し」と自分に都合のいいように解釈している。
一番避けたいことは、透析! なんとしてもこれだけは避けたい。

ステロイドの長期服用の副作用が出始めたのも気になるが、主治医は腎臓機能の維持のため投薬量を減らすことはしなかった。

もとより長期戦は覚悟のこと。
主治医を信頼し、家族の助けを借りながら、ひたすら食事療法と運動を欠かさない生活習慣を続けることが最良の治療法だろう。


# by matutaka31 | 2025-10-31 21:39 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)

命綱だったさつま芋

家庭菜園に少しばかり植えていたさつま芋を、一部収穫した。
植えた品種は「べにはるか」と「安納芋」

命綱だったさつま芋_b0008825_17322984.jpg
べにはるか


場所が野菜を作った後で窒素肥料分が残っていた場所、おまけに陽当たりも良くない悪条件の場所。
でも狭い菜園でのやりくりだから仕方ないこと。
予想した通り、蔓の伸びはびっくりするほど伸び放題。

出来た芋の量はそれなりの出来だったが、やはり味はいまいち。甘味が足りない。

命綱だったさつま芋_b0008825_17340531.jpg
なぜか細い根が一杯伸びている。原因が分からない。

さつま芋と言えば、思い出したくもない戦中戦後の食糧難を何とかしのいだ、命綱みたいな存在。
同世代の人たちの集まりでは、必ず話題の主役になる。
「きのうも芋 今日も芋か・・・あ~と不満を漏らすと、文句言うなら食うな!と親父に怒鳴られた」と。爆笑101.png

当時のさつま芋は、今のさつま芋に比べると月とスッポン程の不味いものだった。
でも食べないと生きてゆけないから、不味いとも言えず食べていた。

おかげで80年も生き延びることが出来た。感謝あるのみ。
今では、笑って話せる懐かしい思い出。

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# by matutaka31 | 2025-10-28 18:11 | 思いのまま | Trackback | Comments(2)

インカの輝き

「インカの輝き」と聞いただけで、なんだかインカ帝国を想像しそうになるが、この時期、真黄色の花を咲かせる「コバノセンナ」の別名。
ブラジル・アルゼンチンなど南米熱帯地方が原産のマメ科センナ属の常緑性低木。
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四季咲きの花で、日本でも暖地で陽当たりが良いと2~3回は咲くそうだが、我が家では西日の当たる場所だから1回だけ。

それでも緑の葉と黄色の花のコンビネーションが織り成す光景は、道行く人の目を愉しませている。
家の傍にありながら住人にはあまり見てもらえないと僻むこともなく、今年も健気に咲き誇っている。

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# by matutaka31 | 2025-10-16 16:07 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)