長崎(長与町)へ

坂の町・石畳・3大夜景等々観光地の印象が強い長崎へ、娘と大学2年の孫と一緒に行った。

目的は観光ではなく、広島に次いで世界で唯一原子爆弾の被害を受けた長崎、その原爆が炸裂した時に居た長与駅に立ち寄り、当時の様子をもう一度思い出してみたかった。恐怖のあまり記憶が飛んでしまっている部分を思い出せるかも知れないという期待があった。
もう一つ、当時家族同様に過ごした幼馴染の姉妹に会いたかったから。もしかしたら新たな発見があるかも知れないという期待もあった。

長与駅に降り立ってまず驚いたのは、長崎市のベットタウンらしく都市化が進み、駅舎はじめ周辺の建物も道路も、当時の面影は何一つ残っていなかった。

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今のJR長与駅前に立つ私

爆発直後、外に飛び出した私が目したのは、この写真のょうな青空だったのが一変してどす黒い雲が渦を巻いて迫って薄暗くなっていた。そのる恐ろしさに死の恐怖を感じたものだった。
その恐ろしさは、言葉では表現できない。
現存の写真もないので、某大学学生にその様子を描いてもらった図案を、みんなに見て貰うことにした。

駅前広場に被爆当時の様子を書いた看板が立てられていた。
そこには「長与町においても爆風や熱線で家屋など建物が損壊・焼失し、多くの人がガラス片などで外傷を負いました」と書かれていた。
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ピカッと光った瞬間、「伏せ」をしなかったら大怪我を負っていたかもしれないと、改めて原爆の威力を思い知らされた。

これまで記憶に残っていなかった被爆直後に家まで走って帰った道と周りの光景が、この看板の説明文のお蔭で、おおよそ知ることが出来たのは大きな収穫だった。

当時の道は残っていなかったが、道筋は見当がつくので、当時住んでいた家の大家さん宅を訪ね、家族同様苦楽を共にした幼馴染の姉妹と久しぶりに会うことが出来た。
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私たちの訪問を待っていてくれた人に会えた喜びは一入で、当時を思い出しながらの楽しい会話は、つい最近の出来事のようにはずみ、時間が経つのを忘れてしまった。
お二人の心からの歓待に、言いようのない嬉しさと懐かしさこみ上げ、行って良かった!と心から感謝している。

その姉妹の話を聞くうち、当時のことが詳しく思い出され、爆風で屋根が吹きぬけてしまった家屋の損壊状況や周りの火災の状況を改めて思い出すことが出来た。また写真や資料も見せてもらい、私の証言(語り部)内容に深みを増すことが出来たのも大助かり。

一緒に行った娘と孫は退屈するのではないかと心配したが、私たちの会話にすっかり溶け込んでくれ、私の子どもの頃のことや原爆被害のことを実話として聞くことが出来てよかった、と喜んでくれてホッとすると同時に一緒に行ってくれて良かったと思っている。
私にとても良い思い出として残り、嬉しい旅になった。

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# by matutaka31 | 2024-03-17 18:23 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)

桜の花が満開

今年も早、桜のシーズンになった。
年は巡り、今日は東日本大震災から13年目。被災者の気持はまだ複雑で心は癒えないな日々だろうと察している。

人々の想いとは別に、桜の花は季節をまごうことなく開花時期を迎え、我が世の春を謳っているようだ。

庭の「西洋実さくら」も満開に。ぼんやり見ているだけで心が癒される。
予報では今夜から明日にかけて雨になりそう。
雨後の桜の花一気に色あせてしまうので、満開の今の美しさを見ていただこう。
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窓越しに観るi
この西洋実さくらのサクランボは、市販のサクランボほどではないが、甘酸っぱい味はサクランボそのもので、私にとってはタダで食べたいだけ食べられる有難い自然の恵み。

今日は午前中、ひょうたん池の広場でクラブのメンバーと太極拳を楽しんだ。
そのひょうたん池の河津桜も満開だった。
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苗を移植して4年目、ずいぶん大きくなったものだ

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青空に映える
久し振りの青空映えて、観る人の心を和ませていた。

この先4月上旬にかけ、様々な桜の花が楽しめる...

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# by matutaka31 | 2024-03-11 14:43 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)

リーダーの心得

私は今、老骨に鞭打って4つの団体やクラブのボランティア活動に参加している。

昨日、その中の一つの団体の会議に出席した。リーダーの心得_b0008825_14055324.jpg

会議が進むにつれ、現職の頃今は亡き先輩に口き酸っぱく言われたことを、ふと思い出した。

 ● リーダーは熱い鉄のように燃えろ、そうでないと部下も燃えない!

 ● 白紙に絵を描くつもりで、今までやれなかったことを考えろ!

 ● 君が決断しないでどうする。 全国の部下が迷うじゃないか!

 ● 必用なな金は(費用対効果を考え)使え。無駄な金は1円たりとも使うな!

「二代目・三代目が会社を潰す」とか「部下の意見に耳を貸さず現実を見ようとしない」等の事例が、昔から伝えられれてきた。
その背景には、今現在が当たり前の状態だと思って「何もしなくても自分は正しい」と考えてしまう戒めだと私は解釈している。

この昔からの言い伝えのようなことが、現在でもなお、新聞・テレビを賑わしている。
心地よい現状にどっぷりつかっていたい、人間の性だろうか。
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# by matutaka31 | 2024-03-09 13:52 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)

ズームの活用

これまで何回かズームの画面共有機能を使って、ホームページ更新方法を学んできたので、ある程度使いこなせると思っていた。

昨夜、ズームの勉強をしたいという方とズームでの会話をした。
ところが、想像しなかった画面展開になることがあり、一時中断することもあったが会話の目的は果たせたのでよかった。(イラストは、いずれもインターネットよりダウンロードして借用した)
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これまでの経験は、相手がベテランだったお蔭で、こちらが戸惑う場面があっても、直ぐ助け船を出してくれていたので、わりと簡単にできると思っていた。

今回はお互いに勉強のつもりだということで、相手がホスト役で私が招待される立場で行ったが、途中、機能の変更を行いたい場面で戸惑うこともあった
でも相手がパワーポイントで作成した映像やその表現について、意見交換ができたのはよかった。

同時にズームのいろんな機能を臨機応変に使いこなせるように、もう少し慣れなければならないことも学んだ。機能と使い方を覚えた後は「習うより慣れろ」だ。それが使ってみての実感!
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またオンラインによる迅速な情報の共有と居ながら利用出来る効率の良さを、改めて認識し合っこともできた。

コロナが蔓延した頃私はこのオンライン活用は、聞く人の反応が感じられないとの思いから、正直消極的だった。

ただ被爆者の高齢化につれ被爆体験を語り継ぐ人が年々少なくなり、行動範囲も限定されるだろう。
いずれにしても残された時間は少なくなるばかり。

被爆体験者の話を聞きたい方に被爆の実相を聞いてもらいたい、そんな思いが募るま日々。
その思いを叶えてくれえる方策として、今後、このズームやチームズは一層必要になるだろう。

これからでも遅くはない。まずはズームを使いこなせるよう努めてみよう、

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# by matutaka31 | 2024-03-06 14:24 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)

ザボンの収穫

狭い庭を精一杯楽しい空間にしたくて、いろんな花や果物を植えている。

中でも好みのミカンの品種を増やしたい一念で、1本の木の枝に2~4品種の接木をして、その実の生り具合を見ながら楽しんでいる。

その一例に、柚子の木に「ザボン」の接木がある。

接木したザボンの実が生りだしたのは、もう数年前のことで、いつだったか覚えていない。
ただ残念なことに、ザボンの実が本来のザボンに比べ小さいのと、味もあまりよくないのが気に入らなかった。

なぜそうなるのか原因が分からないまゝ、「果報は寝て待て」とばかり成り行きに任せていた。

そう思いながらも「二兎を追うものは一兎も得ず」を地で行くようななものだととあきらめ、ザボンの枝を切り取って、元の柚子だけにしようかと思たこともある。
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収穫したザボン 手前の小さい赤身のミカンは「紅八朔」

ところが昨年から「切られてしまってはまずい」と主の気持ちを察したように、やや大きな実が生りはじめ、味もザボンらしくなってきた。そして今年は更に大きい実が生るようになり、見た目にもにザボンらしくなってきた。

自然には自然なりの摂理があるんだということを、ザボンにたしなめられた始末。

もう収穫時期と思って、とりあえず3個を収穫してみた。

さてどんな味がするのだろうか、興味深々。

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# by matutaka31 | 2024-03-02 11:39 | 思いのまま | Trackback | Comments(2)