昨日ウオーキングの途中、小学生の男の子が『こんにちは』と気軽に話しかけてきた。最近、子供たちが挨拶をしなくなったのが気がかりだっただけに、なんとなく嬉しい気持になった。今日は部活で帰りが遅くなったんだ、と言いながら急いで変える様子もない。
そこへ同じ小学校の女の子二人が通りかかった。
○○君は、また知らない人と話をしている、と忠告する。
どうやら、知らない人と不用意に話をしてはいけない、と教えられているらしい。
そう思った矢先、女の子の視線は私に向けられた。
その一人が私の顔を見た途端、“なんで目がそうなっているの?”と問いかける。
私は一瞬戸惑った。この子は何が言いたいんだろうと。
「どうして?」
「どうしてって、片方の目が細いじゃない?」
私の右目が左目に比べてちょっと細くなっているのを、瞬間気がついたらしい。
一瞥して相手の顔の特徴に気がつく子供の目の鋭さに驚いた。
「う~ん、これはね~生まれつきなの。おじさんは子供の時からこうなっているの。生まれつきって判る?」
「うん。わかる」
それでもなんとなく釈然としない面持ち。
冗談交じりに、“カッコいいでしょう”と私が言うと、もう一人の女の子が
「べつに~、年取ってるからそうなったのかと思った!」
ぎゃふん
子供の観る目は鋭い。
そして、歯に衣を着せぬ会話は意外性があって面白い。(*^_^*)