玉ねぎは、血栓を予防したり、悪玉コレステロールを抑える働きや、血糖値を下げる働きがあり、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病の予防に効果があると言われるので、特に高齢者にとっては大切な健康管理上大切な食材の一つに違いない。
この他、緊張したり眠気がない時、玉ねぎを頭の周りに置いて寝たり、生で食べると熟睡できるという。これは玉ねぎの辛い味と香りが脳に作用して、精神を安定させる効果だそうだ。
このような玉ねぎの効果に対する認識が広がっているせいか、今では家庭菜園愛好家の作付け定番メニューの一つになっているようだ。
近くの家庭菜園でも、必ずと言っていいほど、数の多少は別として玉ねぎを植えているのが目に付く。
わずかな面積があれば誰でもたやすく収穫することが出来、しかも収穫後は、自宅の空いた場所で常温下で保存しておいて何時でも手軽に利用できるのから、場所さえあれば自ら作らない手はない。
私は、玉ねぎが体に良いというだけでなく美味しいので、畑に余裕があるだけ玉ねぎを植えることにしている。
今年は、早生・中生・晩生合わせて約670本植えた。
玉ねぎを作るのは問題ないのだが、問題なのは保存場所の確保である。
常温で保管可能といっても、風通しが良くて涼しい日陰に保存しないと腐敗が早くなるので、農家ならいざ知らずマッチ箱みたいな我が家では、このような条件を満たす場所は限られる。
止む無く車庫の天井に棒を渡して吊るすのだが、時が経つにつれ、中には腐って車の上にポトリと落ちて、臭い匂いがくっついて困ることもある。
また時には、車に乗るとき、ぶら下がっている玉ねぎに、こつんと頭をぶっつけることもある。
ともあれ、今年も我が菜園は玉葱で大賑わいである。