庭の3本の蝋梅が満開になった。
去年より1週間くらい遅い満開だが、最近の冷え込みのせいだろう。
冬枯れのこの時期にひつそり咲いている蝋梅は、まもなく春の訪れを暗示してくれるようで愛しい。
近づいてよく見ると、花びらは名前のとおり蝋細工を思わせる光沢があり、辺りに甘い香りが漂う。
蝋梅は、梅の文字があるので梅と混同されがちであるが、ろうばい科の落葉広葉低木である。
原産地は中国で、蝋細工のような梅に似た花から蝋梅と呼ばれるようになったという。
日本ではウメ・キク・スイセン・ロウバイを四花といい、縁起のよい植物とされているが、この縁起のよいロウバイが我が庭に3本もあるのは、数年前、セブンミリオンCCのあるテイグランドの端で採種して持ち帰った種を実生で育てたものである。
実生の木が花が咲くには数年かかると言われるが、そのとおり昨年から花の数が増え始め、今年やっと一人前になったようだ。