今朝から風が強く、時折雪が舞う寒い大晦日になった。
正月を迎える準備はもう家内の御節料理の領域に入ったので、私のやることはその邪魔をしないことぐらい。
我が家では、これまで御節料理は外注したことがない。
子供の頃はお袋の、今では家内の手作りだ。
御節作りは、ほとんど立ちずくめの仕事だから、さぞ疲れることと思うが、見ていると娘達と談笑しながら結構楽しそうだ。
作るのが当たり前と言う主婦の意識もあるかもしれないが、我が家の伝統の味を子供達に伝えておきたい気持が作り続ける気持ちを支えているのかも知れない。
多分、私と二人だけの正月だったら、自分で作ることはしないだろう。
そのほうが楽だし、ゆっくり大晦日のテレビ番組を楽しみながらのんびり出来るから。
それに二人分の材料では、無駄が出るので不経済でもある。
最近、デパート等で御節料理の売り上げが増えているようだが、核家族化が進み、料理に費やす時間を省いて、楽しい年末・年始を過ごしたいと思う家族が増えている証拠だろう。
それはそれとして、日本の伝統料理の味が、家庭から消えていくのを見て寂しい気持ちになるなるのは私だけではあるまい。
私は体調がイマイチで、とてもウォーキング出来るような天候ではないので、外の空気を吸いたくなって久しぶりに郊外へ車を走らせた。
15分も山手の方に走ると、もうそこは雪景色になっていた。
元旦は久しぶりの銀世界の幕開けになりそう。