パソコンクラブの観桜会を、福岡城址「舞鶴公園」で行った。
快晴無風、気温18℃、桜は5分咲き・・・例年だと、これ以上言うことのない絶好の花見日和。
舞鶴公園入り口付近
震災前から計画して準備を進めていたこの観桜会。
だが震災後、予定どおり行うか自粛するかを改めて話し合った結果、幸いにして被災を免れた地域の我々は元気を出して被災地を応援しようと、自らを納得させ予定どうり実行することにした。
最初に全員で、今回の震災で尊い命を落とされた方々に対し哀悼の黙祷を捧げ、その後会員の健康を祈念して乾杯。
何時もの観桜会だと、現在の暮らし振りや健康問題、これからの生活等々の話に花が咲くのだが、今回は震災関連の話に終始した。
幹事が気を利かして話題を変えようと努力しても、自然と震災の話に移って、何時ものような盛り上がりはない。
今までに経験したことない未曾有の大震災だけに、当然と言えば当然だ。
この公園は福岡市の中でも有名な桜の名所だから、何時もであれば場所取りに幹事は苦労する程の場所だけれど、辺りは閑散として元気な花見のグループは見られない。
みんな三々五々車座になったり、椅子に座ったり・・・兎に角静かに花実を楽しんでいる様子にしか見えない。
ウイークディのお昼時だったせいかもしれないが、我々の思惑とは別に、予想以上に自粛ムードが広がっているようだ。
被災地への思いやりは言うまでもなく大切なことだが、過度の自粛はかえって日本全体の経済の落ち込みに繋がるのではないかと気になるのだが、・・・。
人通りもなくひっそりした公園内の歩道
かくして我がパソコンクラブの2011年の花見は、明日に向かって元気をだそうと励まし合いながら無事終了と相成ったが、私にとっては真から楽しむことが出来ない花見であった。
とは言え、このような花見が出来る幸せと健康に感謝・感謝!