私が家の庭で、つつじが終わって花菖蒲や紫陽花の季節になるまでの間、
周りが緑に包まれるこの時期に存在感を表すがこの「梅花空木」の花。
毎年この時期に、白い小さなみかんの花と入れ替わるように咲く。
同じ白い花でも、みかんの花よりずっと大きく、純白で芳香を放つ4弁のこの花は、緑に映える清楚な感じがする花で、梅雨時に良く似合う花でもある。
梅花空木の名は、茎の中が空洞になっていて「空木(うつぎ)」となったと言われ、花の形が梅に似ているところからついたと言われている。
寒さにも強い低木で、放置ししていても花はよく咲くが、樹形が乱れてしまうので剪定(枝の切り戻し、整理)で樹形を整えた方がきれいに育つ。
剪定は、花付きの悪くなった古い枝を枝を枝分かれしている部分で間引くような感じで切り取り、樹形を整える。
選定の時期は、花後の早い時期が良い。新梢に8月頃には既に花芽が形成されるから。
鬱陶しい梅雨の季節だけに、爽やかなこの花に出来るだけ長く咲いて欲しいものだ。