先日、ボラティアも休みで、ちょっと気になっていたこともすっきりした朝、ふと思いついたのが“山に登ろう”だった。近くには気軽に登れるいわゆる低山が幾つかあるので、その気になれば何時でも出かけることができる。
選んだのは叶岳(341m)。1月4日に登る予定だったが、仲間の都合で取りやめた山だ。
生憎天気は曇り、晴天の登山に比べれば視界も悪く爽快感は薄れるが、先延ばしするとまた何時の日になるか分からないので、思い立ったが吉日とばかり即実行。特別な準備が要るわけでもなく、水と軽食をリュックに詰め込み車で登山口へ。
何度も登った山で、ことさら感動する眺望もないのだが、久しぶりの登山だったので周りの景色を楽しみながらのんびり登る。 これが単独登山の楽しさだ。グループだと楽しさもある一方、周りのペースに合わせなけれならない窮屈さがある。でも逆に事故に遭ったときの危険性も孕んでいるので、高齢者ににとってはなるべく単独はさけたいところ。
途中、見晴らしのよい場所があるが、生憎の天候で霞んで絶景も台無し。天気がよければ市街地と能古島その先には玄界島が見通せるところだ。
登山道は、老若男女が楽に登れるよう整備されている。猪に出会うこともなく、小鳥のさえずりも聞こえず、木々の葉のざわめきもない、静かな山道を登ること凡そ1時間で頂上へ。
頂上には「叶嶽神社」がある。
叶という字は、願い事を十回口にすると叶えられる・・・と書く。
願い事が叶えられることで信仰がある叶嶽神社に、自身と家族そして仲間の安全と健康を祈願。
下山は別のルートを下り、野外活動センターへ。
のんびり登って下りて、約2時間の山歩き。
久しぶりの登山だったが、雑用に追われてめっきり回数が減っていた登山が再開出来た喜びは一入で、これを機会に今年は回数を増やすことができればと願っている。