博多の東中洲が一望できる那珂川沿いを歩いた。
何時ものとおり明るいネオンが不夜城を醸し出している。
ここだけは、節電!節電!の大合唱はどこ吹く風の別世界。
でも、不思議に違和感が湧かない。
じっと見つめていると、なぜか節電の意識は失せ、水面に映える景色が心地よく感じる。
“俺達は俺達の世界で懸命に頑張っているんだ!”と、声を張り上げているかのように、エネルギーが漲っているように思えてくる。
そうだ!やはり中洲は、こうでなくちゃ・・・と、エールを送りたい気持ちに変る。
みんなで知恵を出し合えば、計画停電も避けれるし、中洲の灯も消さなくて済む。そして博多の活力も・・・。
そこが日本人の底力なんだ・・・と勝手な思いをめぐらしながら、踵を返し古戦場?を後にした。