日本列島の2012年は激動の年でしたが、私自身はお陰様で「充実」の一言に尽きる一年の幕を閉じようとしています。
感謝の気持ちを込めて、私のこの一年を振り返ってみることにします。
生活の柱ともいうべきボランティア活動では、「福岡市原爆被害者の会」と「ひょうたん池花クラブ」に多くの時間を割くことになったが、この二つの活動は、私に社会福祉の大切さと遣り甲斐を改めて教えてくれたと思っている。
ひょうたん池花クラブ活動の一環として取り組んで2年目になる、独居老人を対象とした「せんだんふれあい会」は、試行錯誤を重ねながら継続してきたが、参加者からも喜ばれ、定着の方向を見出すことが出来たように思っている。
仲間との「歴史探訪」と「九州市民大学等催事参加」は、これまでの山登りやゴルフ等のアウトドアーの活動からシフトすることになったが、今まで知らなかった福岡の史跡および歴史上の人物像に出合えたこと、更に市民大学や各種講演会における各界の著名人の講和等々、未知の世界への興味を限りなく深めてくれただけでなく、これまでと違う人生の豊かさを実感することとなった。
健康管理の面では、二つの太極拳教室へ毎週ほとんど休みなく通い続け、5月には「指導員」の資格も取得でき、太極拳の効果を自分なりに体感出来るようになった。これからは、自らの健康管理に役立てると共に、同好の仲間に少しでもアドバイスできるような技量を身につけようと思っている。
また、ウォーキングを日課とし、地元の「歩こう会」仲間と月例会を重ね、1年間で歩いた距離は約1,778km、1日平均4,9kmに達した。
200坪足らずの家庭菜園は、運動と栄養補給の両面から私の健康を支えてくれる、無くてはならない存在である。思いつくままいろんな品種を片っ端から植える無手勝流の菜園は、年中雑草との闘いと水遣りに追われ、農薬をほとんど使わないので何時も虫に先を越される栽培で、見た目は良くないが安心・新鮮野菜提供の役割を果たしていると自負している。
思いがけない出来事にも遭遇した。
4月に妻が思いもしなかった病気に罹り、10時間にも及ぶ内臓摘出の大手術を受けることに。手術は成功し、幸いにして通常の生活に戻ることが出来たものの、健康の大切さをめて思い知らされた。
8月には、長崎放送の「被爆稲を作り続ける」取材を受け、8月9日の「被爆67周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」のテレビ特別番組に登場する機会を得たことは、今後の非核運動に大きな力と勇気を、そして被爆体験を風化させない活動にもっと力を入れなければならないとの決意を新たにした。
私にとって、これまでになく健康のありがたさを実感させられた一年で、「健康こそ何ものにも代え難い幸せ」とつくづく考えさせられた一年でありました。
また、思いを同じくする仲間は、日々の生活を豊にしてくれる掛け替えのない存在で、これからも大切にしなければならないと心に決めています。
健康で生き甲斐と充実の日々を送れたことは、家族の支えとお付き合いいただいた方々のお陰と、感謝の気持ちで一杯です。
この一年、私の拙いブログにお付き合いいただいた皆様、有難うございました。
良いお年をお迎えください。