パソコン教室へ行く途中、天神3丁目付近の道路際に、白い椿の花が一杯咲いているのを見つけた。
一瞬、山茶花かな?と思って近づいてみると、椿に違いない。白い花の椿と云えば盆栽でよく見かける「侘助」しか知らない。
気になったので、花の写真を撮り、椿の特徴を確認するため、枝先をほんの少し折って持ち帰って調べてみると、白侘助(シロワビスケ)という品種だと分った。
白侘助:ツバキ科ツバキ属
侘助の園芸品種で、ツバキと茶の交雑種ではないかといわれるが、起源ははっきりしていないらしい。
樹高は2~4mくらいになる。天神で見た白侘助は、生垣状に植えられ、3m前後の高さになっていた。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は11月から3月。小柄な白い花は茶花としても好まれる。
花径4、5センチの一重咲きの白い5弁花がラッパ状に咲く。
ついでながら、
椿と山茶花の外見上の見分け方を書いてこう。
1、開花時期: 椿は初春、山茶花は秋から冬。(今、当方では満開状態)
2、花の散り具合: 椿の花は花ごと落ちるが、山茶花は花びらがバラバラに散る。
3、繊毛の付き具合: 椿の葉柄や若枝などはつるつるしているが、山茶花の葉柄などには繊毛が密生している。
4、葉の形:椿の葉は楕円形でぎざぎざが目立たないが、山茶花の葉はやや細長い楕円形で、ぎざぎざが目立つ。 ただし一概には言えない。(現に白侘助の葉は、ぎざぎざがかなり目立つ)
5、葉脈: 明るい光を通して見ると、椿の葉は葉脈が白く見えるが、山茶花は見えない。
白侘助の葉葉柄・枝ともにつるつる、葉にはぎざぎざが少し見える。