昨年11月16日に播種したほうれん草が、順調に発芽し生育している。
いつも発芽率がよくないのでやや多めに種を播いたのだが、思いのほか発芽率がよく、密植になってしまった。
順次間引きしながら収穫しようかと思ったが、菜園仲間から“間引きしたほうれん草の移植”が出来ると聞いていたのを思い出し、駄目でもともとと思い、今までに経験したことのない移植を試してみることにした。
それにしても、最も寒い時期に移植して、果たして根付くだろうかと不安が残る。駄目でもともとと思っても、やるからには成功させたいので、根をなるべく傷めないように移植しようと考えた。
その手順は、あらまし次のとおり。
①移植前にまず散水し、根から土が離れにくくしてやる。
②移植する場所に、予め溝を掘り、移植苗をそっと埋め込める状態にしておく。
③移植する苗は、密植している2~4本を一まとめに、移植コテでやや深めに掘り起こす。
④そのまま移植コテに乗せ、移植先にそっと置き、廻りに土を寄せる。
⑤移植が終った後、水をかけ根の周りに、土をなじませる。
右上の方に見えるのが密植に成っている部分、手前が移植した部分
果たして上手く根付いてくれるか・・・、多少生育が遅れるのは当たり前だから、上手く根付いてくれれば、移植しないほうれん草を収穫し終えた頃に、旬のほうれん草が収穫できるのではないかと期待している。
結果は、10日~2週間くらい後に見えてくると思う。