昨日1月24日、庭の八朔を収穫した。
何時もより、ほぼ2週間ほど遅い。
収穫適期を忘れていたわけではないが、私なりに
ある策があったから。
当地(福岡市)では“八朔は1月10日ごろまでに収穫しないと苦味が出る”、と教わっていたので、なるべくその通り収穫してきた。
ところがこの時期にこだわって収穫すると、年によっては、収穫後いつまでも酸っぱさが抜けず、市販の八朔に比べて美味しくならないことがあり、収穫適期に疑問を抱いていた。
昨年のこと、収穫適期といわれる1月10日前に、ポトポト自然落下が始まった。これまでに経験したことがないことで、あわてて1月11日に収穫した。
ところが驚いたことに、何時もの通り保存したのに、美味しい! 酸味も少ないし、苦味もない。
何故だろう?? 肥料を変えたこともないのに・・・。
そこで気がついたのは、
「成熟した八朔の実は、風等の刺激で自然に落下する」だった。
「果物の成熟状態は果物自身に聞け!」だ。
私はこのように実が落下し始める時期を、収穫適期と判断することにした。1月10日頃が収穫適期と言うのはあくまでも一般的な目安である、と。
これは、私の経験から得た私自身の物差しである。
今年もその落下が始まる時期を待っていたところ、1週間くらい前に1個落下、そして3日前に1個と、自然落下が始まった。
適期到来と、比較的温かった晴天の24日、一斉に収穫した。ちなみに去年は11日の収穫。
収穫した八朔は、風通しのいい日陰で、ダンボールに入れて室内に保存する。
収穫した八朔は自然の恵みとして、東京に住む娘・孫たちや日頃お世話になっている方々に、おすそ分け(分福)することにしよう。
収穫作業は、木が大きくなり、3段脚立を使わないと届かない。
手伝いをした家内が、“見ているほうが怖いから、高い枝を切ったほうが良いのでは・・・”、と心配する。
折角大きくなった木を切るのは切ない、でも危険は避けなければ・・・、やはり身の安全を優先すべきだろう。