猫の額ほどの我家の庭に育っているみかん(ザボン・八朔・早生温州・カボス・金柑)にも、プロ並とは行かないまでも、そこそこに育って欲しいので、セオリーに習って毎年「寒肥」を施している。
この「寒肥」は、春の芽出しとその後の生育を助けるため、1年で最も寒い1~2月に与えるもので、鶏糞、油かす、骨粉や堆肥などの有機質肥料を利用する。
プロはみかん専用の肥料を使うだろうが、私は市販の有機配合肥料を使っている。
昨年は、近所のおじさんに“みかんの肥料は安くて効き目の良い鶏糞を年3回施すのが良い”と教えてもらい、わが意を得たりと、値段が安い鶏糞を思いっきりばら撒いた。
ところが家族から「臭い!」と散々苦情が出て、匂いが消えるまでしばらく肩身の狭い思いをした。
確かに外出から帰ってくると、ぷ~ンと例の匂いが漂う! もしかしたらお隣さんにもご迷惑になるんじゃないかと思うと、
鶏糞を遣い続ける図々しさはなく鶏糞使用は1回で止めざるを得ず、安上がりのみかん栽培はわずか1年で挫折し、今年はまた何時ものように値段の高い有機配合肥料を使う羽目になってしまった。
そのせいかどうか分らないが、早生温州みかんの葉っぱの色がおかしくなってきた。
やや黄色を帯び、木全体に元気がない。
病気か肥料要素の欠乏か、・・・調べてみたがよく分らない。
もしかしたら、鶏糞使用を1回で止めたので、窒素成分不足になっているのかもしれない。
化成肥料のカンフル注射してみよう。
気になる葉っぱの色落ち
剪定の時期は通常3月といわれるが、陽気が良かったので、少し早いと思ったが先日剪定をした。
年々大きくなり庭の花の日陰になるように大きくなってきたうえ、収穫時も脚立を使わなくてはならなくなり、落ちて骨折でもしたら元も子もなくなるので、今年は思い切って枝をきり落とし、日当たりを良くした。
そのため、花芽のついた枝も切り落としたので、多分、今年の収穫は減少するだろう。
でも木の養生を考えると、これで良しとしよう。