秋が深まるこの時期、管理された花壇以外では、あまり花を見かけない。
子供の頃よく見かけた黄色い野菊の花も、何故か最近あまり見かけなくなった。農家の庭先に、切り花用によく植えられていたし、野道でもよく見かけたものだが・・・。
さて私達がボランティアで管理している「ひょうたん池」で、秋を印象つけるような、黄色い花が満開。
その一つが、「レオノチス」
日本には最近輸入された比較的新しい植物で、晩秋にオレンジ色の花を咲かせる
耳慣れない名前で、何回名前を聞いても覚えるのに苦労する。 それもそのはず、原産地は南アフリカ。
暖地の花壇で育てると2mくらいまで育つが、やや寒さに弱いので、花壇で育てるのは。関東以南と思われる。
花冠がライオンの耳に似ているというが、正直どこが似ているのか分らない
属名のレオノチス Leonotis は、ギリシャ語の leon(ライオンの意)と ous(耳の意)に由来しているが、英名もライオンズイヤー。 花期は10~11月と長いので、当分楽しめそう。
ついでにもう一つ。お馴染みのツワブキ、漢字で「石蕗」、「艶蕗」と書く。
開花時期は、10~ 11月。
葉は蕗(ふき)に似ていて、”つや”のある葉から ”つやぶき”。 それが変化して 「つわぶき」になったと言われる。
やや日陰に良く育つので、あまり目立たないが、独特な芳香を放つ秋の花として親しまれる花である。
道端でこの花を見かけると、何故かホッとする。