75歳以上の高齢者自動車免許更新に義務付けられている、高齢者講習(認知機能検査の結果に基いて行う講習)を受けた。
講習内容は、認知機能検査、運転適性検査、視野測定、視力測定、運転行動診断(実車)、安全運転講習で、約3時間びっしり詰まった内容だった。
その中で今回話題に取り上げたのは、
視野測定結果。
視野は、緑内症が原因で視野狭窄になる場合があるようなので一概には言えないが、一般的に年を重ねる毎に視野は狭くなるようだ。60代は145~175度あるのに70代になると135~172度程度になり、80代になると130度~165度に狭まるように。
各年齢層別の平均視野角度の標準(検査当日の資料より) クリックすると拡大
視野が狭くなると安全運転に支障をきたすことがあるので注意しなければならないが、この検査では60代の能力をキープしていたので、まずは一安心。
60歳代の視野をキープできているのは何故か、と考えてみた。 体の調子にはいろんな要素が重なっているので一概には言えないが、私の場合、10年間続けている
太極拳の効果に違いない、と自画自賛している。
と云うのは、その太極拳の様々な動きの中で、腹式呼吸をしながら真後ろを見るようにゆっくり上体を左右に回転させる運動があるが、その後ろ向きを追うように目玉も同時に動かす。その目玉の運動が、視野狭窄を防いでいるのではないかと考えられるから。
そうであれば、健康年齢を伸ばすために励んでいる、太極拳の練習に一層励みがでる。
ところが喜んでばかりいられない結果も。60歳代から急速に低下するといわれる
動体視力の低下だ。夜間の視力の低下がみられるので、車間距離の確保とスピードの出し過ぎに注意が必要と指摘された。
太極拳の目玉の運動で動体視力の衰えを防ぐことができるかも知れないので、これからも励行したいと思っている。
最近、高齢者の交通事故が度々話題になる。
今回その外の検査結果では特に問題はなかったが、それはそれとして講習内容を真摯に受け止め、過剰な自信を持たないよう心がけ、これからも安全運転に注意しなければいけないと反省!