毎年1月10日を過ぎると、庭の八朔の収穫のタイミングを計る。
八朔は何時までも木に生らせておくと苦味が出るので、この時期に一斉に収穫した後しばらく保存し、熟成させてから美味しく食べることにしている。
11日、天気は時々晴れの穏やかな日になったので、まさに絵に書いたようなタイミングとばかり、全てを収穫してしまった。
数えたことはないが、毎年150個前後を収穫
摘果は必要ない程度の生り具合と思っていたが、中には一枝に5個も生ったのがあった。
このようなことは、枝を弱らせるばかりでなく、実も小さく味もよくないのだが・・・
私の八朔収穫方法(人夫々いろんな方法があるようだが)
収穫時期:1月10日前後の天気のいい日
保存方法:収穫後、乾燥防止のため1個づつ新聞紙で包んで、ダンボールに入れて室内で保存
1ヵ月もすれば、酸味がとれ、美味しい八朔がいただける。
収穫の後に忘れてはいけないのが
“お礼肥” 。
たくさん美味しい実を生らせてくれたお礼と、来年もまた元気でたくさんの実を生らせてくれるよう願って、有機配合肥料を施した。
この後、病虫害の防除もしなくてはいけない。
八朔に限ったことではないが、播いた種はやがて芽が出、植えた木は管理を怠らなければ、毎年自然の景観を楽しませてくれると同時に、美味しい果実という自然の恵みを与えてくれる。
幸田露伴が唱えた「幸福三説」の一つ、「植福」(植えられた福は徐々に成長して社会に貢献する) に通じるものがあるように思う。