八朔の収穫と「植福」

 毎年1月10日を過ぎると、庭の八朔の収穫のタイミングを計る。
 八朔は何時までも木に生らせておくと苦味が出るので、この時期に一斉に収穫した後しばらく保存し、熟成させてから美味しく食べることにしている。
 11日、天気は時々晴れの穏やかな日になったので、まさに絵に書いたようなタイミングとばかり、全てを収穫してしまった。
 
八朔の収穫と「植福」_b0008825_1103483.jpg
数えたことはないが、毎年150個前後を収穫

 摘果は必要ない程度の生り具合と思っていたが、中には一枝に5個も生ったのがあった。
八朔の収穫と「植福」_b0008825_114784.jpg
このようなことは、枝を弱らせるばかりでなく、実も小さく味もよくないのだが・・・


 私の八朔収穫方法(人夫々いろんな方法があるようだが)
 収穫時期:1月10日前後の天気のいい日
 保存方法:収穫後、乾燥防止のため1個づつ新聞紙で包んで、ダンボールに入れて室内で保存
 1ヵ月もすれば、酸味がとれ、美味しい八朔がいただける。

 収穫の後に忘れてはいけないのが “お礼肥” 
 たくさん美味しい実を生らせてくれたお礼と、来年もまた元気でたくさんの実を生らせてくれるよう願って、有機配合肥料を施した。
 この後、病虫害の防除もしなくてはいけない。 

 八朔に限ったことではないが、播いた種はやがて芽が出、植えた木は管理を怠らなければ、毎年自然の景観を楽しませてくれると同時に、美味しい果実という自然の恵みを与えてくれる。
 幸田露伴が唱えた「幸福三説」の一つ、「植福」(植えられた福は徐々に成長して社会に貢献する) に通じるものがあるように思う。
 
by matutaka31 | 2016-01-13 11:04 | 思いのまま | Trackback | Comments(6)
Commented by taminamikawa1 at 2016-01-13 21:43
今年も豊作のようですし、これから、食べる楽しみが待っていますね。
収穫の時期、肥料をやる時期、植福の情報等、参考にさせていただきます。
Commented by hibochan at 2016-01-14 07:30 x
八朔毎年豊作のようで楽しみ
我が家には 温州みかん二本あり手入れもしないのですが
毎年実をつけてくれます
食べる楽しみ果実結構植え込んでます
Commented by matutaka31 at 2016-01-14 09:41
taminamikawa1さんへ
毎日実が生っているのを見ると、何故か心が和みます。
そのうえ、安心して食べられる、楽しみがあります。
管理に苦労する松やその他の木を植えなくて良かったと
思っています。
Commented by matutaka31 at 2016-01-14 09:46
hibochanさんへ
果物大好き人間ですから、作る喜びと食べる楽しみを
味わっています。
植えて十数年経ちましたので、栄養補給してやらなければならない
樹齢になったようです。
私もみかんの木と同じように、元気でありたいと願っています。
Commented by dojyou38 at 2016-01-14 21:08
「植福」の教え有難うございました。
私の庭に柚子がありますので、早速お礼肥をしたいと思います。
Commented by matutaka31 at 2016-01-14 22:56
dojyou38 さんへ
人生って心のもちようだと、最近つくづく感じます。
今まで足りなかった感謝の気持を、少しでも行動に表せたらいいな
と思っています。
福岡は、めっきり冷え込んできました。
名前
URL
削除用パスワード


<< 映画「杉原千畝」を鑑賞 玉ネギと空豆・スナップエンドウに追肥 >>