11月13日(日)行われた第3回福岡市民マラソンに、コースの近くに住んでいるので、私も応援に参加した。
コースは、福岡市のど真ん中、天神渡辺通りをスタートし、糸島市初までの 42.195㎞のフルマラソンコース。このコース沿いは日ごろ私が動き回っているエリアだが、自然に恵まれた景観の素晴らしいコース。
スタートから西に向かって走ると約5km地点には百道海岸、11~13km地点に日本三大松原にも数えられる生の松原がある。更に西へ西へと進むと、約20kmの地点は九大伊都キャンパスがある。 再び海岸通りに出たコースは29km地点の海づり公園、更に35km付近には二見ヶ浦があり、まさに絶景スポットが続く。
コース全般を通じ、空気は美味しく、都会的雰囲気から自然の風景が満喫できる素晴らしいコースで、 多分多くのランナーは、天候もまずまずのコンディションに恵まれ、しかも大勢の心からの応援で、心に残るきるマラソンを堪能したことと思う。
私は、スタートから15㎞地点の舞鶴高校側の給水ポイントの近くで応援した。
参加者1万人以上のランナーがひっきりなしに走り抜ける、楽しそうなドラマが目の前で展開する!思い思いのランニングウエアーで楽しそうに走り抜ける。見ていても楽しい!
思い思いに懸命に走っている姿は、一人一人が何かに挑戦することを楽しんでいる雰囲気に包まれ、悲壮感みたいなものはなく、正に市民の健康マラソンそのものだ。
前をじっと見つめて走る人がいるかと思うと、笑顔で愛嬌を振りまく人、仮装姿で観衆を喜ばせる人,笑顔で沿道の人達とハイタッチをしながら走り抜ける人もいて、文字通り市民の心が一つになったようなマラソン。
ランナーに向かって“頑張れ!”と、ついエールを送りたくなる。
私は毎年この近くで応援しているが、今年は太極拳仲間の女性がご主人と同伴で走るということだったので是非力添えをしたいと思い、沿道最前列に陣取っていた。ところが、何しろ大勢のランナーがひっきりなしに目の前を通り過ぎてしまうので、残念ながら見つけ出すことが出来なかった。
やはり、動体視力の低下か? そうに違いないのだが、大勢の中から探し人を見つけることの難しさもある、と自問自答!
福岡では12月に「福岡国際マラソン」がある。
国際的な一流ランナーが走り抜けるマラソンでは、悲壮感がみなぎった顔がアッいう間に目の前を走りすぎる。
そんな国際マラソンと違って市民マラソンは、参加者の参加目的が応援している人にも伝わり、頑張れ!の応援に、参加者が笑顔で応える。その一瞬の素晴らしい雰囲気が、ランナーと応援する人の気持ちが一体になったような楽しいお祭り的な雰囲気を創り出す。
応援しているときふと思うことは、「自分も頑張れば走れるんじゃないか」、と夢みたいな不思議な錯覚に陥ってしまうことである。普段は100mも走れないのに・・・。
それほどこのマラソンの雰囲気は、応援している側にも不思議なエネルギーを与えてくれる。
そんな雰囲気が好きで私はいつも、最後のランナーが走り去るまで応援している。
お・わ・り