2017年 11月12日(日)、参加者1万4千人のランナーが福岡市天神から糸島市までを走り抜ける第4回福岡市民マラソンが行われた。
コースは、福岡天神をスタートして一路西へ進み、生の松原を通り風光明媚な海岸を糸島市まで走り抜ける42.195kmのフルマラソンコース。
私は家から比較的近い場所、スタート地点から約13㎞地点で応援した。毎年その場所で応援するのだが、目の前で様々なドラマが展開する!
前をじっと見つめて黙々走る人、笑顔で愛嬌を振りまく人、仮装姿で観衆を喜ばせる人,笑顔で沿道の人達とハイタッチをしながら走り抜ける人、中には立ち止まって記念写真を撮る人も。
頑張れ!の声援が飛び交う。パパ!パパ!頑張って!応えてランナーが手を振る。
ランナーと沿道で応援する人、そして運営を支えるボランティアの人々が一体となった、楽しいお祭り的な雰囲気にあふれるイベントに、沿道は大変な盛り上がりよう。
確かに福岡市の西部地区と糸島市のコース沿いの人達は大いに盛り上がったイベントに違いないが、果たして沿道で応援する人たち以外の市民はどんな印象を受けたのだろうかと、ふと考えてしまった。運よく抽選に当たった市民ランナーの数に比べ市外・県外からの参加者が多いこと、長時間コース周辺の交通規制で不便を強いられた市民も多いこと等を考えたとき、喜んでばかりいられないような気になってしまう。
この福岡市民マラソンが始まる前は、「福岡市シティーウォーク」というウォーキング大会が毎年行われていた。5㎞、10㎞、15㎞の3コースから自分の体力に応じて参加することができる文字通り市民参加型のウォーキング大会だった。 私は毎年、10㎞コースに仲間と共に参加し、2時間で完歩を目指して頑張っていたころが懐かしい。
マラソンよりウォーキングを楽しむ市民が多いと思うし、市民の健康増進の意味からも存続してほしかったが、何かにつけパフォーマンス重点の市政のあおりを受けた格好で、突然中止になってしまったのが惜しまれる。
==============================