延びのびになっていた文旦(ザボン)の夏秋梢(夏から秋にかけて伸びた新梢)の切り取りのついでに、思い切って込み合った枝を切り落とす荒治療を施した。
思い切って5本の枝を切り落とした専門家から見ると、無茶だ!と言われそうだが、私にはそれなりの訳があってのこと。
元々このザボンの木は、赤ちゃんの頭ほどの大きさのボンタンが庭先にぶら下がる光景が見たくて柚子に接ぎ木したもの。実がたくさん生らないで私の望みに応えられないのであれば、ザボンの枝をそっくり切り取って、元の柚子だけにしてしまいたくなる。
だから来年あたりに結果が出ないと、バッサリ切り落とされてしまう運命にある。結果がどうなるか、来年春のお楽しみ!
今年は、私の期待に反しわずか8個しか生らなかったが、その8個のザボンも、台風21号の暴風に4個は吹きちぎられて、残っているのは4個だけ。
こんなザボンが20個位鈴なりに生るのをイメージしているのだが(後ろに見えるのは八朔) 枝垂れ梅は、開花時に花の少ない徒長枝が目立つと美しくないので、夏に徒長枝の除去の後伸びた徒長枝や込み合った枝、上向きの枝などを除去して開花時に枝が垂れ下がるよう形をイメージしながら整えた。
狭い庭だから、これ以上大きくならないよう、整枝に気を配っている この枝垂れ梅は今や、我が家の春の訪れを告げるシンボルツリーになっているので、殊の外大切にして管理しているつもりだが、・・・
もうそろそろ花芽が膨らみ始め、1月中旬を過ぎると蕾は濃いピンク色をおび、日に日に膨らみが大きくなり、立春を過ぎるころには見ごろになるだろう。そして、訪れる人や道行く人の心を癒してくれることだろう。
こんなに寒い日が続くと、この枝垂れ梅の咲くのが待ち遠しくなる。
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