このところ陽気が良くなったので、暇を見つけては野良着に着かえて、一日2~3時間の菜園三昧を繰り返している。
一気に20℃近くまで気温が上昇した昨日、気持ちよく晴れ上がった青空の下で空豆の手入れをした。 雑草を取り、化成肥料とリン(P)・カリ(K)専用肥料を施し、倒伏を防ぐために株周りに土寄せをする等の作業。
毎年空豆の追肥は化成肥料のみだったが、いつも出会う菜園仲間から豆類にはPとK専用肥料を施すと豆が大きくなり収穫が大幅にアップすることを教わったので、早速近くの農協販売店に出向いて買い求めて施した。
いい話を聴き流してしまっては、折角のチャンスを逃してしまう事になる。良いと思ったことは実行して、その結果を自ら確かめなくっていは進歩はありえないのだ。
果たしてこのP&K肥料の効果がどのように出るのか、初夏の収穫が楽しみ。
勢いよく株が分けつして、一気に伸び始めた 寒い冬を耐え抜いた空豆は、気温の上昇と共に一気に伸び始め、成長の早い茎の先にはもう花芽が見え始めた。
空豆の莢は成長盛りの時は上を向いて大きくなるので、そら豆と名づけられたのはよく知られたこと。
私は毎年、そら豆は種から撒いて育てることにしている。
昨年11月2日に種をポットに播いて育てた苗を、畑に定植したのが11月24日。種を播いてから収穫まで約半年かかってしまう。
我が菜園で作る野菜の中で、種を播いてから収穫するまで、このように半年以上もかかってしまうのはそんなに多くない。
お金儲けをしているわけでもなく、趣味の家庭菜園で、このような手間暇をかけて苦労しながら作るのは何故だろう。
理由は単純。作る楽しみ!、育てる喜び!育つのを見守る楽しみと喜び!そして収穫の喜び!、そして何よりも私を感動させるのは出来た!という「達成感」。
作業は単調であっても収穫を待ち望む気持は、空豆の莢のように日々膨らんでくる。
定植した11月24日、当時の空豆の苗の様子 これから先の管理は、強健な茎を6~7本残して軟弱な茎を丹念に摘み取り、花芽が5~6段目くらいに伸びたところで芯を止め(先端を切り取り)、倒伏を防ぐ等の管理が続くが、これから先が収穫を左右する大切な時。
たかが空豆一つであっても私には、大切な挑戦!
5月になると大粒のそら豆が収穫出来、初夏のビールのつまみとして、初夏の旬の味を楽しめる。
楽しき哉 家庭菜園。
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