インターネットバーチャル「日本一周歩こうかい」では、同時に「地球一周」の行程も記される。その「地球一周」で私は今、太平洋を越えてカリブ海辺りにさしかかっている。地図上の表示では、日付変更線をスタートし、東へ直線で進むとベネズエラを通り越してカリブ海辺りとなる。
コロンビアの北の辺りがカリブ海2010年11月にスタートして約7年半かかって歩いた距離は、3月22現在12,567㎞。地球一周約40000㎞の31%になる。太平洋を横断し終えるのは何時になるか気になっていたが、やっとここまで辿り着いた。 地球は広いな~・・・
地球一周完歩には、この調子だと後十数年以上かかる計算になり、あの世に逝ってからも歩き続けなければならない計算になる。
さてカリブ海と言えばもう30年余り前、ある業界のインターナショナル シンポジウムに参加したとき、ここカリブ海に浮かぶ島々をクルージングした思い出が残っている。
どんな内容のシンポジウムだったかは省略することにするが、もう30年も前のことで、どの国、どの島、どの港を巡ったのかなど、細かいことはもうほとんど記憶が薄れてしまっているが、訪れた島々での印象は、私にとって強烈なものだった。
スチール ドラム演奏の人達と記念撮影(遠慮がちに端っこに立っているのが私) 日本の自然の美しさは世界でも比類のものだと思うが、蒼い海、紺碧の空に包まれた自然豊かなカリブ海に浮かぶ島々の美しい光景は、植生と住居を含め住む人たちの生活環境からか、日本にはない異質のものであった。加えて、軽快でリズミカルなスチール ドラム演奏や民族性豊かな文化に触れることができたことは、生涯忘れることができない思い出になっている。
クルージングの感想は?と問われると、この時のクルージング参加者はシンポジウムの内容から外国人ばかりで日本人はわずか数人で、英会話が苦手というより挨拶程度の会話しかできない私にとって、楽しい思い出はあまり残っていない。
シンポジウムに参加した人たちとの記念撮影 インターネットバーチャル日本一周では、その地域での思い出にふけりながら歩き続けているが、これから先、折に触れて地球一周でも、訪れた国々での思い出を呼び戻してみようと思っている。と言っても私の場合海外旅行はほとんど仕事で出かけているので、楽しいことよりむしろほろ苦い思い出が多いのだが、それはそれなりに思い出すのも楽しいことだと思っている。
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