私のウォーキングは、それほど意識しているわけでもなく習性みたいに、ごく自然に北か東の方に向ってしまう。毎日同じコースを歩くより、時には違ったコースをあるのが良いと言うことを聞いているので、今日は久しぶりに西に向かって歩いてみた。
まず近くのひょうたん池を、花壇を観察しながら一回りする。池は昨日の雨で水嵩も上がり少し濁っていたが、鯉が元気よく泳いでいた。花壇の花も生き生きしている。
入り口に近いところではアジサイが満開で、しずくが滴る緑の葉に、色とりどりの花が物静かに咲いていた。梅雨空に似合う花と言えば、やはりアジサイが筆頭だろう。
ひょうたん池のアジサイアジサイ(墨田の花火) 池の南側に回ると、アガパンサスが満開で、水面を背景に涼し気な雰囲気を醸し出していた。この花は宿根草であまり手がかからないので、公園や道路沿いの花壇にもよく植え荒れているが、清々しい感じのする花である。
池端のアガパンサス 更に西に向かって歩くこと凡そ10分、そこはもう田園地帯で、田植えの真っ最中。昨日来の雨上がりの晴れ間で、農家にとっては絶好の田植え日和。
田植えが終わった田んぼ ここは福岡市西区の西のはずれになる地域で、すぐ近くに九州大学のキャンパスが移転してきたため、最近急速に宅地化が進んでいる地域。
人口の急増で昨年近くに小学校が開校したばかりなのに、もう校舎が足りなくなって5年後に新たにもう1校開校が決まったという。更にJR筑肥線に新駅の建設が決まるなど、じわじわ都市化が進んできた。
今は水田地帯だが、いずれ開発が進むのだろうか 人口の急増につれ、車が生活道路を我が物顔に走り回り、若者や留学生らしい外国人も増え、静かだった住宅街が次第にその姿を変えつつある。
静かな環境が魅力でこの地に移り住んだ私にとって、これ以上騒がしい街になってほしくないのだが、果たして5年後10年後はどうなるのだろうか。私は生きていないと思うが・・・。
今日歩いた距離は6683歩、約4㎞。心地よい散歩だった。
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