いつまで続けられるか未知数!・・・この夏のある試み!
それはずっと思い込んでいた「降圧剤の服用中止」
医者に勧められて降圧剤を服用するようになって、7年過ぎた。「降圧剤は飲み始めると死ぬまで飲み続けなければならない」という世間の常識からすれば、八十路の高齢者にとって降圧剤の服用中止は、常識をわきまえない危険なことになるのかもしれない。
私がこの7年間思い続けてきたのは、何とか降圧剤と縁を切ることができないか、ということ。
一時期130/80台に落ち着いてきたので医者に相談したが、都度、「降圧剤で落ち着いているのだ」と諭され、血圧が適正値(120/80未満)まで安定的に下がらない以上、脳卒中などの発作が怖くて、勝手に服用を止めることはできなかった。
降圧剤と縁を切るには、自らの体質を変える以外に方法はないと悟り、血圧を下げる効果が期待できそうなことを意識しながら、食生活と運動の二点について、思いつくまま、いろんなことを続けてきた。そして毎日、朝食前と就寝前の2回、血圧を測定してその変化を記録してきた。
その結果、最近、120/75以下と低位に安定してきたので、測定データをかかりつけの医者に見てもらい、服用を止めることはできないかについて相談した。
その結果、「夏は下がる傾向があるので油断はできないが、一旦(服用を)止めてみよう。ただし、今後とも測定は続けて血圧の変化を見守ること。そのうえ、140を超えるようになったらすぐ相談するように」との注意付きで、今月から降圧剤の服用を中止することができた。
最近血圧が低位に安定してきた要因は、確かに医者が指摘するように「夏の暑さ」そのもので、一夏の夢に終わるかもしれないが、もしそうであっても、薬に依存しないで自分の体調を維持できる限界を知り得ることになるので、良しとしよう。再度高血圧になったら、躊躇なく服用を開始すればいいのだから。
でも私自身は内心、これまで意識して取り組んできた食生活と運動が少なからず貢献しているのではないか、と思っているし、自分の健康管理の面からも、そうでありたいと願っている。
私が取り組んだ内容はどんなものか、それは私自身の体質を考えながら我流でやってきたことであり、公言するほどのものではない。
いずれにせよ、7年間服用し続けた降圧剤と縁を切るという、私にとっては画期的な試みが始まったばかり。しばしの間の夢に終わるかも知れないが、血圧の正常値を参考にしながら、今までやってきたことを続けてみようと思っている。
日本人間ドック学会は、「各学会や団体の正常値を総合的に考えると、正常値は140/90mmHg未満、理想の血圧は120/80mmHg未満と考えて良いでしょう。
高血圧が続くと、動脈硬化が進み、脳卒中や心疾患、腎疾患などのリスクが上がりますので、高血圧の人はできるだけ早く血圧を正常値に戻しましょう。
血圧を正常値に戻すためには、まずは生活習慣の見直しや、サプリメントの利用をおすすめします。」と結んでいる。
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