歴史とご当地特産を求めて熊本の旅 その2

 熊本の旅2日目、最初に訪ねたのは山鹿市にある「国史跡 鞠智城」。
 鞠智城(きくちじょう)とは、今まで聞いたこともなく正しい読み方もわからなくて、この地で一大勢力を誇った菊池一族に関係するのかと思ったほど。
 この城ができた歴史上の時代背景をはじめて知るに及んで、自国の歴史についての知識不足に恥じ入った次第。

 鞠智城跡には、鼓楼、食料保存倉庫、防人の宿舎からなる日本特有の城とは全く趣を異にする朝鮮式山城が再現されていた。
歴史とご当地特産を求めて熊本の旅 その2_b0008825_17391027.jpg
左の校倉つくりの建物は食糧庫、右正面の3階建ては鼓楼、その奥に見えるのが防人の宿舎

 鞠智城のことを、現地でいただいたパンフレットを引用しながら要約してみよう。
 大和朝廷は663年(白雉14年)、唐・新羅連合軍に滅ぼされた百済の国の再興を応援するため、友好国だった百済に援軍を送ったが、「白村江の戦い」で唐・新羅連合軍に大敗した。
 その後大和朝廷は、唐・新羅連合軍が日本に侵攻するのを防ぐため、西日本各地に防衛の城を築き防人(兵士)を配置した。
 九州には、大宰府を守るために大野城(福岡県)、基肄城 きいじょう(福岡・佐賀県)金田城(長崎県対馬市)が築かれたが、鞠智城は、これらの城に食糧や武器、兵士などを補給する支援基地だったという。
 今から1300余年の昔に、今の中国、朝鮮半島そして日本との間で勢力争いが始まっていたことを思うと、なんだか複雑な気持ちになってしまう。

 
 次に訪ねたのは、同好メンバーの一人の生家。
 明治9年春(1876年)に建てられた瓦葺き2階建ての家は、142年経過した今もびくともしない建物で、その梁の大きさからも頑丈さを推し量ることができた。
 その家が建てられた翌10年、田原坂の戦いに敗れた薩摩軍が官軍の追跡を逃れて南下する途中、この家に数日間野営したという実話を聞いたが、当時の戦場の様子を見届けた生き証人に出会った感がした。
 先の熊本大地震の時もびくともしなかった頑丈な建物はまさに文化財そのもので、写真で紹介したいと思ったが、プライバシー保護のため控えることにした。

 次に訪れたのは菊池市泗水町の「泗水孔子公園」
 
歴史とご当地特産を求めて熊本の旅 その2_b0008825_17575493.jpg
 孔子の生地「泗水」にちなんで、孔子の故郷から専門家を招いて作ったといわれる公園だが、訪れる観光客もまばらで、中国人らしい観光客の姿も見られず、なぜか物足りなさを感じてしまったが、その物足りなさは何であるか分からないまゝ去ることとなった。
 
歴史とご当地特産を求めて熊本の旅 その2_b0008825_17585830.jpg


  これで歴史探訪は終わり、さーその後はお待ちかね道の駅「七城メロンドーム」へ。
歴史とご当地特産を求めて熊本の旅 その2_b0008825_21074783.jpg
  道の駅メロンドームは名の通り、メロンを形どった3つのドームが遠くから見える。
  このドームが見えてくると、特産のスイカとメロンの産地にきたのだな~、名物のメロンジュースが早く飲みたいと期待が膨らむ。店内に入ると地域の新鮮な農産物はもちろんのこと並べられたスイカとメロンの数に圧倒されてしまった。
 このメロンドームは福岡でも知らない人は少ない程有名で、是非一度行ってみたい場所の一つだった。
 お目当ての100パーセント純粋メロンジュースに舌鼓を打ち、前夜のアルコールも一掃できて元気もりもり。

 この度の2日間にわたる旅は、隣県でありながらこれまで知らなかったことに出会い、時代の移り変わりを目の当たりにして感動の連続だった。
 実家までお招きいただくなど気配りずくめの企画をしてくれたOさん、安全運転による快適なドライブで素晴らしい旅にしてくれたTさんに、心から感謝!感謝!
 またの楽しい機会を夢見ることにしよう。

         ==============================


by matutaka31 | 2019-05-14 18:09 | 思いのまま | Trackback | Comments(8)

Commented by hibochan at 2019-05-15 07:28
熊本にもこんな史跡が 人情も最高
仁徳天皇陵など古墳群が世界遺産登録されるよう
ますます歴史に親しみがわきました
Commented by matutaka31 at 2019-05-15 09:01
hibochanさんへ
学生の頃、歴史にはあまり興味がなかったのですが、
最近歴史探訪をしていると、ますます興味がわいてきます。
日本の歴史と共に、古来の伝統・文化を守り続けたいですね。
Commented by yyyanoy at 2019-05-16 19:03
いい旅をされましたね。
山鹿市というと灯篭踊りしかしりませんが、防人を置いたなどなど歴史の時間にかじったくらいです。

メロンドームは遠くから見たことあります、ジュースは飲んでみたいです。

何より素敵なお仲間がいらっしゃることに👏です。
Commented by matutaka31 at 2019-05-16 21:32
yyyanoyさんへ
退職後に思いを共有できる仲間は、人生を豊かにしてくれる
最高の友だと思います。
メロン100%のジュースは、青臭いのではないかと思いましたが、
意外にさっぱりした、美味しいジュースでした。
機会があればもう一杯!ですね。
Commented by tetsu807-2 at 2019-05-17 11:52
一泊二日の旅で、凄くぜいたくな中身がぎっしり詰まった
旅でしたね。川尻に身内がいるのに、刃物の工場がある
こと等も知りませんでした。
鞠智城はずいぶん前に行ったことを思い出し、歴史の認識
を改めて知ることができました。
道の駅のメロンドームは、カメラに収めるだけでジュース
飲まずに通過したことが残念な思い出です。
ナマなかったのが残念です
Commented by matutaka31 at 2019-05-18 06:47
tetsu807-2さんへ
川尻の刃物は、私も新しい発見でした。
最盛期に比べると大分工場も減ったそうですが、老舗の店は
頑張っている様子でした。
メロンジュースは、産地ならではの味で美味しかったですよ。
お蔭さまで、楽しい旅を味わいました。
Commented by tenpai8 at 2019-05-19 11:57
久しぶりに根っから楽しい旅行でしたね。有難うございました。川尻の三俣鍬は超スグレモノでした。畑の起耕が3倍能率で、軽くて大満足です。
色々と掘れば出てくる宝物の様な旅行でした。
Commented by matutaka31 at 2019-05-26 06:59
tenpai8さんへ
まさに掘れば掘るほど宝の山のような旅でした。
身近なところにまだまだ知らないことが沢山あることを
改めて思い知らされました。
また次の機会が楽しみです。
名前
URL
削除用パスワード