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「令和」ゆかりの大宰府・坂本八幡宮を訪ねた

 新元号「令和」の元となった万葉集の梅花の歌の序文「初春の令月にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かおら)す」のゆかりの地を訪ねてみようと思っていたところ、たまたま大宰府に行く機会があったので仲間を誘って大友旅人の邸宅跡といわれる大宰府の坂本神宮を訪ねた。
 これまでに何回となく大宰府政庁跡は行ったことがあるのだが、すぐ傍にあるこの坂本八幡宮の存在は全く知らなかった。
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 その坂本神宮は大宰府政庁跡の北側の一角にあった。小さな無人の神社であるためか、万葉集などに関心の深い人以外は、その存在に気が付かなかったのではないだろうか。
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  鳥居の前には「伝太宰師 大友旅人卿邸宅蹟 坂本八幡宮」と書いた真新しい案内板が立てられていた。

 当時の太宰府の長官、大宰帥だった大伴旅人(おおとものたびと)が邸宅の庭先で開かれた梅花の宴(ばいかのえん)で詠んだ和歌とされているが、その大伴旅人の邸宅が在ったのが、この坂本八幡宮が建立されている場所だとされている。
 
 予めいろんな情報を入手していたが想像通り小さな神社で、社務所もなく専属の神主がいるでもない、ひっそり静まり返る神社であるが、午後5時頃であったにもかかわらず、参拝する人が後を絶たず、その関心の高さが伺われた。


 境内に大友旅人の歌碑があった。
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 説明版は大分古くなっていて解説部分が読みづらいので、後段の部分を書き直してみた。

『この辺りは、太宰師大友旅人の邸跡と伝えられている。
 旅人邸は、「万葉集の華」ともいうべき梅花の宴が開かれた場所としてよく知られているが、赴任後まもなく妻を亡くした旅人の暮らしは心淋しいものであった。
 萩の花が咲き初める初秋、牡鹿が牝鹿を求めて鳴く求婚の甲高い声にも、妻を想う自分の心を重ねずにはおられないのであった。』と記されている。

 御朱印が欲しかったが、神社は無人でそれは叶わなかった。

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by matutaka31 | 2019-06-13 21:34 | 思いのまま | Trackback | Comments(8)
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Commented by tenpai8 at 2019-06-14 17:42
妻から市内のことだし、「早く行きましょう」と言われ続けています。地元ですので、縁あってこの神社で、マラソン仲間、中国語仲間で2-3回 宴会をやりました。
今となっては、モノスゴイことをシナタナー!
ここが元号の根源になろうとは‼❓  近々お参りしまーす!
Commented by matutaka31 at 2019-06-14 21:24
tenpai8さんへ
天満宮・観世音寺・政庁跡と何回となく足を運んだこの地が、
令和ゆかりの地になろうとは思いもしませんでした。
地元に人にとっては、大きな驚きでしょう。
大宰府はまた、すっかり有名になりましたね。
Commented by hibochan at 2019-06-15 07:12 x
令和で知られるようになりました
小さな社ですがそんな歴史がありましたか
静かにお参りしたいもの
Commented by matutaka31 at 2019-06-15 10:14
hibochanさんへ
これまでは誰もが無関心で通り過ぎていたのに、あの日を境に一躍日本中に知れ渡る神社になってしまいました。
これからも、万葉集そして令和の里として、静かな雰囲気が
保たれるようにしてほしいと思います。
Commented by yyyanoy at 2019-06-15 11:51
待望の☂がふりましたね。

行かれましたか、坂本八幡宮に。
行きたいけど何時間も並ぶのかと思ったりしてまだ行かずです。
歌碑も見てみたいです。

Commented by dojyou38 at 2019-06-15 14:57
こんにちは、今日は湘南では早朝より梅雨らしい本格的な雨が降り続いています。

私も政庁跡は四王寺山などハイキングに行くたびにスタート&ゴール地点としていましたが、
坂本八幡宮は全く記憶にありませんでした。
あの時、一度でも立寄っておけばと後悔しています。

この改元で大宰府は昨年まで以上に全国から観光客が増え、
太宰府も福岡県も少なからず潤うことでしょう。
お目出度いことです。
Commented by matutaka31 at 2019-06-15 22:30
yyyanoyさんへ
この雨は、何より嬉しい恵みの雨です。\(^o^)/
坂本八幡宮は、地元福岡に住む者として、一度は参拝しておきたかったのです。
一時の熱狂は冷めて、訪れる人も少なくなり、
静かな政庁跡に戻っていましたよ。
Commented by matutaka31 at 2019-06-15 22:35
dojyou38さんへ

やはりそうでしたか。
多くの人が政庁跡は知っていながら、すぐ傍の坂本八幡宮は
知らなかったようです。
私も知っていれば、「令和」の発表時に万歳したことでしょう。
大宰府は今まで以上に、すっかり有名になってしまいました。


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