秋の気配に誘われるように、久しぶりに田園地帯をドライブした。
お目当ては田園風景を彩る「彼岸花」
最近あまり運転しないので、混雑を避けて隣街の糸島市の山手方面の田んぼが広がるところを目指した。
3連休の初日とあって何処へ行っても車が多く、のんびりドライブしたい思惑が外れてしまったが、渋滞というほどの混雑ではなく、久しぶりのドライブを楽しむことができた。
山手のRゴルフ場にさしかかるころから彼岸花が目に付くようになった。
田んぼの畔には、お目当ての彼岸花があちこち咲き、道行く人の眼を楽しませてくれている。
田んぼでは、刈り取り間際の稲穂が重たそうに頭をたれていた。
この彼岸花は昔、球根に含まれる毒性を利用して「モグラ・ねずみ」等を近寄せないよう植えられたというが、耕地整理が進んだためか畔端のヒガンバナは少なくなってしまった感がある。
彼岸花は別名を曼珠沙華ともいうが、何故かいろんな迷信や言い伝えが残る異名の多い花でもある。
死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花等々。
でも我が家では、「屋敷内には植えないほうが良い」の言い伝えを無視して、観賞用に白色のヒガンバナを植えている。
曼珠沙華と言えば私は、長崎物語(赤い花なら曼珠沙華 オランダ屋敷に雨が降る・・・)を思い出す。 昭和生まれの私には忘れられない、妙に哀愁を感じてしまう。
==============================