菊苗の挿し芽
去年12月に腐葉土つくりからはじめた大輪菊作りの作業が、いよいよ本番を迎えた。
伸びすぎた冬至芽を3月中旬に摘心し、その後に伸びてきた新芽を5月4日に挿し芽をした。例年より低温と日照不足が気になったので、昨年より4日遅くなった。その後も低温と日照不足が続き発根が遅れ気味だったので、ポットへの移植は5月25日となった。
これから先、葉が萎れるくらい潅水を控え、病虫害の侵入を防ぎ、全体の育ち具合に合わせて肥料を施す・・・と言う具合に、いかに根の張りを良くし強健な苗に仕立てるか、毎日目を話せない管理が必要になる。
こんな毎日が1O月まで続く。わずか十数鉢の菊のために家を開けることもままならない。無理に家を開けると家族に負担がかかってしまう。時には、こんな馬鹿げたことは、もう止めようかと考えるときもあるが、大輪の花の美しさに一度魅せられると、つい今年もやろうと言う気になってしまう。正に菊の魔力の虜になったともいうべきだろうか。
ポットへ移植した挿し芽苗は、20品種60鉢であるが、これから先の生育状況を見ながら篩にかけ、最終的には9号鉢で18~20鉢に選択しなければならない。 我が家の庭では、他の花木との居場所の確保競争があり、大輪菊の居場所は、せいぜいこれくらいしかないからだ。
ポットへ移植した菊苗
昨年の大輪菊アルバム