酒蔵開き  [2007-02-19]

 先日、気の会った仲間と近くの酒蔵開きに行ってみた。
今、方々で酒蔵開きがあるので、飲酒愛好家にとっては嬉しい季節である。
この時期ならではの絞りたての原酒やその酒蔵自慢のお酒を惜しみなく振舞ってくれるので、左党ならずとも満たされたような気持ちになり、和やかな雰囲気に包まれる。
 私はこの大らかな雰囲気が好きで、ついあれこれ試飲して回ることになる。
かといって何杯も試飲して回る程図々しくはないので、お気に入りのお酒と適当なつまみを買って、そこいらに雑然と置いてあるテーブルを囲むことになる。
 それにしても、この酒蔵開きで飲む酒は、本当に美味しい。数量限定のお酒を買って帰って、市販のお酒と飲み比べると月とすっぽんである。
これほど美味しいお酒が出来きるのだから、そのまま販売すればもっと日本酒の人気も上がるだろうし、売り上げも伸びるのにと、酒税法や流通上の問題を忘れて、つい余計なことを考えてしまう。
 酒蔵開きの雰囲気は何時ものとおり変わりないが、今年様相が一変していることに気がついたのは私だけではないだろう。
昨年までは、天下ご免といわぬばかり所かまわず駐車し、真っ赤な顔をしてご機嫌で運転して帰る人をよく見かけたものだ。もしかして、私もその一人だったかも?
ところが、今年は自家用車で来る人が少なく、タクシーやバス利用の人たちが増えたようだ。勿論ドライバーは飲酒お断りの張り紙も目に付く。
 そのような不便さはあっても、会場の賑わいは何時ものとおりだから、主催者側の意気込みもさることながら、集まる人々の意識も大きく変わった一面を垣間見るようだった。願わくば、一時的な心変わりでなく、日本人の飲酒運転に対する意識そのものが変って欲しいものである。
by matutaka31 | 2007-02-19 18:31 | 思いのまま | Trackback | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード


<< 早春ウオーキング [200... 某県知事選挙に思う [200... >>