2007年もアッと言う間に過ぎ去ってしまった。
退職後7年目になるこの1年、定年になったらやってみたいと思っていたことを、さほど周りに気兼ねするもなく自由気ままにやれることがいかに楽しく充実した日々であるかを実感しながら過ごしてきた。
それだけでなく、それ程意識していなかったことでも、これは定年後でしか出来ないことだと気がついたことをあれこれやっているうちに、これが私にとって本当の生き甲斐だと実感するようになった。
70歳になってから始めて2年になる太極拳が自分の生活のリズムにはまり込んでしまったこと、
ひょうたん池花クラブの活動もお互いの心が通じ合うようになってきたこと、
家庭菜園の面積が広がりミニ耕運機の威力を実感しながら新鮮野菜を作る愉しみが増えたこと、そして何よりも多くの人達との交流の我が広がったことなど等挙げればきりがない。
人間欲がある限り、そして元気がある限り、やりたいことがどんどん増えることだろう。
自分自身のこと、家族のこと、趣味のことそして社会貢献のこと等々考えは限りなく広がっていくに違いない。
私もそうである。
やろうと思えば今すぐにでもはじめられることもあるかと思うと、かなり長期間かかりそうなこともある。また、金がかからないこともあれば、中には日頃の小遣いではどうにもならないものもある。
ところが一方では、自分に残された時間が刻々と少なくなっていることは厳粛な事実であり、自分の気持とは裏腹に、体力・経済力・そして時間という越すことが出来ない大きな壁があることを、じわりじわり実感するようになったのも事実である。
やりたいことを追い続けて自由気ままに動いていると、忙しい毎日になり、恐ろしいほど時間が経つのが早く感じる。ましてや、やりたいことと実際できることのギャップが大きくなればなるほど、なおさら1年が早く感じるようになるのだろう。
この1年は私にとって、まさに「光陰矢の如し」がぴったりの1年だったように思う。