8月6日、友人とオオキツネノカミソリの群生地で知られる多良岳(標高983m)に登った。
多良岳は佐賀県と長崎県にまたがる山で、古くから霊場としても知られる山である。久しぶりの山登りだ。
丁度満開のオオキツネノカミソリの群生地は山頂に近い沢沿いにあった。
わずかな木漏れ日が射す雑木林の沢沿いに広がるオオキツネノカミソリのお花畑は、その広さと言い花の数と言いスケールの大きい見応えのある群生地であった。
私達は中山キャンプ場から登ったが、登山道はよく整備され、登りやすい山であった。石段も苦になるほどでもなく、頂上付近にある鎖場もそれ程きついものではない。
途中オオキツネノカミソリを見ながらゆっくり登ったので2時間近くかかってしまったが、普通の行程では1時間10分程度で登れる山である。
山頂はそよ風が吹き上げ、天然の低温倉庫にいるような冷涼感にしばし浸ることが出来た。
遠くに諫早湾干拓地が見えたが、テレビで見るとおり、水門を隔てた有明海側と干拓地側の水の色が極端に違うのを見ることが出来た。(写りが良くないが中央左側が有明海)