八朔の収穫と「植福」

 毎年1月10日を過ぎると、庭の八朔の収穫のタイミングを計る。
 八朔は何時までも木に生らせておくと苦味が出るので、この時期に一斉に収穫した後しばらく保存し、熟成させてから美味しく食べることにしている。
 11日、天気は時々晴れの穏やかな日になったので、まさに絵に書いたようなタイミングとばかり、全てを収穫してしまった。
 
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数えたことはないが、毎年150個前後を収穫

 摘果は必要ない程度の生り具合と思っていたが、中には一枝に5個も生ったのがあった。
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このようなことは、枝を弱らせるばかりでなく、実も小さく味もよくないのだが・・・


 私の八朔収穫方法(人夫々いろんな方法があるようだが)
 収穫時期:1月10日前後の天気のいい日
 保存方法:収穫後、乾燥防止のため1個づつ新聞紙で包んで、ダンボールに入れて室内で保存
 1ヵ月もすれば、酸味がとれ、美味しい八朔がいただける。

 収穫の後に忘れてはいけないのが “お礼肥” 
 たくさん美味しい実を生らせてくれたお礼と、来年もまた元気でたくさんの実を生らせてくれるよう願って、有機配合肥料を施した。
 この後、病虫害の防除もしなくてはいけない。 

 八朔に限ったことではないが、播いた種はやがて芽が出、植えた木は管理を怠らなければ、毎年自然の景観を楽しませてくれると同時に、美味しい果実という自然の恵みを与えてくれる。
 幸田露伴が唱えた「幸福三説」の一つ、「植福」(植えられた福は徐々に成長して社会に貢献する) に通じるものがあるように思う。
 
# by matutaka31 | 2016-01-13 11:04 | 思いのまま | Trackback | Comments(6)

玉ネギと空豆・スナップエンドウに追肥

 今日は寒い一日だったが、家庭菜園の野菜の追肥をした。
 野菜はこの時期、寒さで成長していないように見えるが、地中では根を張り、間もなく訪れる成長の時期に備えている。
 その旺盛な成長を助けるため、即効性のN8・P8・K8の有機化成肥料を施した。

 玉ネギは2月になると一気に成長を早めるので、この時期に追肥することにしている。
 2月中・下旬に成長具合を見ながら、もう一度追肥をする予定。
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肥料が土とよく混ざるよう、除草を兼ねて土の表面を軽く掘り起す。

 草取りを兼ねた中耕作業だから、久しぶりに腰の疲れを感じる。008.gif
 マルチをすれば草取り作業はしなくて済むが、玉ねぎの成長に合わせた肥培管理が出来ないので、最近私はこの方法をとっている。001.gif

 空豆は側枝がだいぶ増えてきた。  
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この程度の伸び具合だと霜害の心配もなさそう
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主枝の芯を切り取っているので、これから側枝が威勢よく成長する。


 スナップエンドウと絹さやエンドウは、あまり伸びすぎると霜害に遭うのでこの時期肥料は控えるが、やや肥料不足が感じられるので、同じ化成肥料を施した。
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 じっとしていると寒いが、作業に熱中すると雑念が去り、寒さも忘れる。
 好きなことをやっていると、心身ともに健康になりそう。003.gif
# by matutaka31 | 2016-01-09 17:59 | 思いのまま | Trackback | Comments(8)

初詣 そこで見たもの

 2016年の幕開けは、やはり三社詣り。
 福岡では、初詣は三社詣の風習がある。
 私もやっとその三社詣に馴染んで仲間と一緒に、若八幡宮、櫛田神社、住吉神社の三社にお参りをした。
 
 若八幡宮は、厄払いの神社として有名で「厄八幡」ともいわれる神社だけに、手に手に祈願申込書を持った人の長蛇の列が出来ていた。
 世の中平和と言っても、よりよい生活、より安全を願う気持は、いつの時代も同じと云うことだろう。
 私達は一般参拝者として、自分の意思で神様にお願いすることにして、祈願者の列を横目に丁寧に参拝を済ませた。
 
 次は櫛田神社。博多の総鎮守として、「お櫛田さん」と市民に親しまれている神社だけに参詣者は多い。
 ところが厄除け若八幡宮とは対照的に、列を作っているのは一般参詣者。有料の祈願者は少なく、市民に親しまれる神社らしい光景。
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30分待ちの長蛇の列

 ここで手洗舎に掛けられた奇妙な張り紙を仲間が見つけた。
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 その張り紙には、 「ペットのみずやりに杓(ヒシャク)を使ってはいけません!」とかなりきつい文字が・・・。
 瞬間、わが目を疑った。
 いくらペットブームといえど、ここまで来たかと。
 神様に向うために手を清める柄杓を犬がぺちゃぺちゃなめるのを見て、快しとする人がいるはずもない。
 考えれば分ること。
 そして山門には、「是より先ペット(動物)出入り禁止」の貼紙が・・・。
 神社側の怒りが目に浮かぶ。
 自由な世の中といえど、日本の社会で生まれ育まれたよき風習は大切にし、節度を守りたいもの。
 異常な世相を垣間見た思いだった。

 三社目は住吉神社、筑前國一之宮とある。
 ここでも一般参詣者は長蛇の列だったが、有料の祈願者はスイスイとご機嫌顔で参拝。
 厄は還暦で終ったと思い込んでいた私は、意外にも自分が、今年「八方塞」の厄年だと知った。
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今年の厄年が一覧 右下に「八方塞」が

 
 「八方塞」の厄は詳しく知らないが、文字から凡そ察しがつく。
 “何事にも あせらず、くさらず、威張らず、注意しながら大切に日々をおくりなさい”との、神様のありがたい思召しと心得ていよう。

 今年も、健康で何事にも用心しながら挑戦を忘れない年にしよう、との思いを新たにした初詣であった。
 
  
# by matutaka31 | 2016-01-06 18:04 | 思いのまま | Trackback | Comments(8)

ウォーキング その目標と行動

 「心の持ちようは、人の行動を変える」・・・このことを、新年早々に思い知らされている。
 日々のウォーキングの目標を5kmから4kmに下げて2ヶ月、早くも結果がそのとおりになった。
 5年前「インターネットバーチャル日本一周」に挑戦、一日5kmのウォーキングで、目標どおり5年間で日本一周8,955kmを達成したのが昨年10月。
 
 2度目の日本一周は、体力を考えて一日4kmの目標で、5年後に地元博多通過を目標に昨11月に山形市をスタート。11月は、それまでの勢いに乗って157km 、一日平均5.2kmと、これまでの目標5km/日を超えた。

 ところが12月に歩いた距離は、137km、1日平均4.4kmと、いとも簡単に一日平均約0.8kmもダウンしてしまった。
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 その理由は云うまでもなく、目標を1km下げたことに他ならない。
 10月までは少々疲れても、5kmの目標に足りないと思うと、目標を意識しながら頑張って歩いていた。
 ところが4kmの目標にした後は、ほぼ4kmを超えた時点で、“もうこれで良し”という気になり、それ以上歩こうという意欲が出ない。

 目標が己の行動をこれほどまでに支配してしまうのかと、今更ながら驚かされる。
 と云うより己の行動が、怠け癖と目標とのせめぎ合いを続けていることであり、気持の持ちようでは、いとも簡単に怠け癖が勝ってしまう危さを、はしなくもさらけ出してしまったことになる。

 このことは、ウォーキングに限ったことではないことを、肝に銘じていなければならない!
 気をつけなければならないのは、何かにつけて“もう年だから”と周りの言葉につられ、つい己もその気になって行動が内向きになってしまうことだ。
 そうなったら、年相応ならまだしも、年以上に老け込んでしまう!
 自分の体調・体力を見極めながら、「いつまでも青春」していたい。
 
# by matutaka31 | 2016-01-03 15:09 | Trackback | Comments(8)

私のゆく年くる年

 2015も今日で終り、明日は2016年の幕開け。
 家族はじめ多くの方々に支えられたこの1年は、健康で生き甲斐を感じながら過ごすことができ、なにものにも代え難い幸せな一年だった。
 「もし健康でなかったら」と考えると、その有り難さは何倍いや何十倍にも膨れ上がる。

 一年を振り返りつつ、気を緩めるとつい怠けて優柔不断になりがちな己の退路を断つため、来る年にやってみたいことも合わせて書いておこう。

 ~まず健康~
私のゆく年くる年_b0008825_11163862.jpg 始めて11年目の「太極拳」は週2回、ほぼ欠かさず参加。
 自分の健康にどのような影響をもたらすか、どのような動きが必要かなどを考えると練習にも熱が入る。
行き着くところの無い奥の深さを、しみじみ実感させられる日々が続く。

 1日平均5km目標の「ウォーキング」、丸5年で「インターネットバーチャル・日本一周ウオーキング」で、ついに日本一周8955km完歩。 1日平均4kmの新たな目標で、今年も歩き続ける。

 「家庭菜園」は私にとって、心のオアシス。
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日々の生活を豊かにしてくれる楽しい一時。天候に左右され一喜一憂するのも楽しさの一つ。作業の段取りや必要な技術は予想以上に頭を使う作業の連続。
これからも、失敗と新たな挑戦の繰り返しが続く。



~ボランティア~私のゆく年くる年_b0008825_11382944.jpg
 クラブ創設以来10年を超えた「ひょうたん池花壇管理作業」 。地域の憩いの場としての評価も定着
手作りのお祭「ひょうたん池まつり」は町の祭りに定着し、今年10回目の節目を迎え、新たな意欲が漲る。

 独居高齢者のふれあいの場「せんだんふれあい会」も定着してきた。
参加者が楽しめるふれあい会になるよう、更なる工夫が求められるだろう。

私のゆく年くる年_b0008825_11414629.jpg被爆と戦争の体験を語る「語り部」として今年、小・中学校大学会わせて9回 「平和学習」に参加。
 話しを聞くときの生徒たちの真剣な眼差は、体験を語り継ぐ必要性を強く感じさせられるばかりでなく、将来に向って核廃絶の実現への希望を膨らませてくれる。
 
 
所属する会の「ホームページのメンテナンスや季刊新聞の編集」など、これまでにない得がたい体験をした。

 これからは被爆体験者の一人として、自分がお役に立てるのは何かを見極めながら新たな視点で、語り部の活動と合わせて、同世代の被爆者が抱える問題に直接向き合う活動をしてみたいと思っている。

 ~生活のよきパートナー~私のゆく年くる年_b0008825_11524887.jpg
 「パソコン」 は私にとって、ブログ投稿やボランティア活動の資料作成のほか、情報収集にはテレビ・新聞以上の役割りを果たしていて、無くてはならない存在。
 思いを同じくする仲間の月2回の集まり「エンジョイPC」も、楽しいパソコンに弾みをつけてくれている。

 バカチョンを地で行く「デジカメ写真」 から、そろそろ正規の1年生に進級の年にしたい。
歴史探訪他行く先々の思い出に、デジカメ写真を楽しみたいと思っているのだが、果たして・・・。

 「心が通う仲間」
 私には、無くてはならない「心が通い合う仲間との触れ合い」がある。私に夢と生き甲斐を与えてくれるこの触れ合いの喜びは、言葉では言い表わせない。これからも大切に守りたい。

 この一年、私の拙いブログにお付き合いいただき、誠に有難うございました。
新たな年も、ご愛顧のほどお願いいたします。

# by matutaka31 | 2015-12-31 11:08 | 思いのまま | Trackback | Comments(14)